◇フレッシュボイス2 #1707の修正
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WOWOWのドラマ「コールドケース3〜真実の扉〜」、いわゆる「日本版コールド ケース」を継続視聴しているのですが、今シーズンは出色の出来映えという気がしてき た。 ここ三回ほど続けざまに傑作と感じられるエピソードが続いて、でもその一方で、所 詮は本家である米国版「コールドケース」のエピソードの翻案的なストーリーだからな あ、どこまで評価していいのやら難しい……と思っていました。 ですが先週放送の第九話は久しぶりの日本版オリジナルで、扱った事件が帰国した中 国残留孤児が殺されるというもの。※以下第九話『故郷』のネタバレ注意です。 現代を(も)舞台とするドラマにおいて、今、中国残留孤児をテーマとして取り上げる のはある意味、とてもタイムリーである一方、元来軽々しく扱えないこととも言えまし ょう。殺人事件が起きたのは一九九七年で、未解決のまま歳月が経ち、再び事件が動き 出すのが二〇二一年。この、時の経過によるすさまじく大きな変化を、いかにドラマに 溶け込ませるのか。そんな観点から視聴していたのですが、途中からそんな分析的な目 では観られなくなった。事件が起きたのは一九九七年で、未解決のまま歳月が経ち、再 び事件が動き出すのが二〇二一年。いかに溶け込ませているかなんていうこちらの嫌ら しいハードルは悠々(かどうかは分かりませんが ^^;)クリアしていた。 被害者は、中国にいる間は“日本人”と罵られ、帰国を果たしてからは“中国人”と 蔑まれるという目に遭い、報われぬまま命を落とした。一方、被害者の息子は、事件発 生当時はマイナスでしかなかった中国育ちという経歴が、今やプラスに転じて成功を収 めている。まさに隔世の感。息子はこの成功により、かつて父子で暮らしていた団地の 祭り復活に援助の資金を出す、という流れがあとで効いてくる。団地も四半世紀ほどを 経て様変わりした部分とそうでない部分とがあって、今は外国人居住者の方が多いとい う状況。そんな中、日本で暮らしてきた側の心情にも時間を割いて触れ、いまだに解決 していない問題を浮き彫りにする。 このエピソードがいいのは、ミステリとしてもよくできていると思えた点。論理的に 犯人を指摘できるというほどではありませんが、充分に納得のできる犯人、状況、動機 が用意されていました。ちなみに犯人が誰なのかは、二時間サスペンスドラマに慣れて いる人なら、ドラマの作り方の法則?から、始まって少しすれば想像がつくでしょう。 (^^;) それでも面白かったのだから、謎の難しさだけがミステリではない証ですね。 さらに、解決を迎えた後のもうひと捻り。これが素晴らしい。物語を明るくする物で はありません。むしろ逆。スパイスのようなもの。この捻りにより、一層引き締まった 作品になったなと感嘆しました。 ではでは。
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