◇フレッシュボイス2 #1429の修正
★タイトルと名前
親文書
★内容(1行全角40字未満、500行まで)
動機> 動機は凝らずにシンプルであってもミステリは書ける。動機に凝るのならそれ自体が 明かされたときに読者に驚きをもたらすものであってほしい。トリック類別集成にも 「意外な動機」という項目があったと思います。 天樹征丸の言葉は動機の強さ、ここでは恨みの深さをしっかり描くべきという意味な のかなと解釈しました。犯人の身勝手さを強調するとか、謝罪が嘘だったとか。動機の タイプは必ずしも凝らなくてもいいと。 という訳で、Aの動機を凝らない方向で、と言い切ってしまうのもどうかと思うの で。 動機に「胎蔵界曼荼羅」を活用する方向を探ってみますと。 舞台設定> 「胎蔵界曼荼羅」を作品に登場させるために、「仏教高校」でなければならない理由 はないように感じました。 仏教高校の代わりに精神病院を絡ませたいのであれば、病院経営が傾きかけたときに 院長(もしくは理事長?)が気まぐれで占い師に見てもらったところ、「胎蔵界曼荼羅の 絵図を院長室の北側に貼りなさい」と言われて、ダメ元でやってみたら経営が持ち直し た。そこから院長ははまってしまい、涅槃思想を信じるようになり、院内には胎蔵界曼 荼羅が当たり前にある――これでもいいと思うんですが。 ここからそもそも論になるんですけども、「胎蔵界曼荼羅」を元にした動機だったん だと終盤に来て明かされても、読者の大半は一発では飲み込めない気がします。「信念 の犯罪だったのね」ぐらいの理解はしてくれるとしても、腑に落ちる感じが多分しない ので納得しづらいのではないでしょうか。 胎蔵界曼荼羅にこだわるんでしたら、見せかけの動機としてクライマックス前に読者 へ説明・提示するのが効果的かもしれません。たとえば―― 殺人が起きる度に、院長が大事に持っていた胎蔵界曼荼羅の仏像が一体ずつ、×印を 付けられていたことに刑事の一人が気付く。その後調べが進んで、こいつ(挙げられた 例では秀丸)が犯人で涅槃思想が動機なんじゃないか?と提示。秀丸の元に駆け付ける もすでに自殺したあとで、花子も巻き添えを食らって倒れていたが運よく生き残った。 ところが本当は全て花子の犯行で、ときに秀丸を操り、ときに自ら手を下して六人を葬 っていた。 ――こんな具合になりましょうか。病院を舞台にすると高校よりも登場人物間のつな がりを過去に求めにくいと思うので、見せかけの動機は、絵図の仏の顔にそれぞれ何と なく似ていたとか、仏に個別に名前があるのでしたらその名前をどこか連想する氏名の 持ち主だったから巻き込んだ、とでもしておく。 で、本当の動機は、財産の独占とか弱みを握られて脅迫されていたとかシンプルにし て、花子が殺したかったのも六人中半分程度で残る半分は秀丸に罪を擦り付けるため。 こんな風にすれば、条件反射トリックと「胎蔵界曼荼羅」に基づく動機を一作品で活 かす余地があるのでは。 読者の興味> ジャンルの性格上、トリックやロジックが一番の眼目になることが多く、それ故に読 者の最大の関心はトリックやロジックにあったとしても、他がどうでもいいってことで はないと思います。動機が捻ってあってユニークであれば感心するし、トリックやロジ ックに結び付いていたら拍手を送る。 ただ、そういう捻った殺害動機だと読者が推理のしようがない領域であることがほと んどなので、トリックやロジックが主で動機は従、興味の対象として後回しになるとい う事情はあるかもしれません。 取り急ぎですが、以上のような感じで。読み落としがあったらすみません。 何かまた思い付いたら意見として書くかもしれません。そのときは今回書いたのとは まったく別のことを言う可能性もありますが、あしからず(汗)。 ではでは。
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