◇フレッシュボイス2 #1390の修正
★タイトルと名前
★内容(1行全角40字未満、500行まで)
いまだに「ミステリーオタクは何故物理トリックに萌えるのか」 が気になっているのですが。 5ちゃんで調べてみたら「平家伝説殺人事件」(内田康夫)が傑作、 とあったのでさっそくyoutubeで視聴してみました。 肝心のトリックのシーンは飛んでいた。 多分「銀幕の殺人鬼」(金田一少年)のトリックと同じでは。 「何故物理トリックに萌えるのか」はともかくとして、 謎解きの展開が気になりました。 「平家伝説…」には2つのトリックがあるのですが。 一つはフェリーから人が飛び降りるがどうも偽装らしいというもの。 もう一つはマンションから人が飛び降りるのだが、これも偽装らしく、 しかも密室。 探偵浅見光彦は一つ目の偽装に関しては、 たまたま暴走族に絡まれて、 その暴走族がカセットレコーダーで音楽を流しながら去っていく (音楽がだんだんと遠のいていく) という経験から、 「フェリーでの飛び降りも、悲鳴を録音したカセットレコーダーを海に 投げ捨てたのではないか」と思います。 2つめに関しては、たまたま公園で、マリオネット (人形を釣り糸で操るもの)を見て「釣り糸を使ったのではないか」 と思い至る。 という事は、 事件 → 偶然事件解決のヒントを得る → 探偵浅見光彦の謎解き という展開なんですね。 これに比べて、昔見た「吸血鬼伝説…」なのですが。 トリックに関してネタバレすると、 45(仮に)キロしか上がらない業務用エレベーターに 46キロの七瀬美雪を乗せて上げるにはどうするか、というもので。 血を1キロ抜いて、上に上げてから又血を戻す、というものでした。 そしてこの作品では、事件が起こる前に、体重の事やら、 首筋に血を吸った痕がある事など、伏線=ヒントを提示していました。 つまり ヒントの提示 → 事件 → 探偵金田一少年の謎解き という展開。 (この時、事件の前にヒントは出るのだが、 大抵のオーディエンスは事件が起きても気付かない。 そして、金田一少年の謎解きの後に「そうだったのか」とカタルシスを 得るのですが)。 この2パターンでどっちがいいのでしょうか。 「吸血鬼伝説…」みたいに先にヒントを出しておかないと、 事件が起きた時に、「そうだったのかー」という感動は無い訳で。 もっとも事件が起きた段階で「そうだったのかー」と読者にバレてしまっては 探偵の出る幕はなくなってしまうのですが。 又、まだ事件が起きていないのにヒントを出されても、 読者は退屈するのではないかとも思います。 一刻も早く事件を起こして「謎解き」がスタートしないと読者は退屈する。 しかし、「平家伝説…」みたいに、後からヒントが出るのでは、 偶然すぎないか、とも思えてしまう。 一番いいのは。 ヒントの触りを出しておく → 事件が起こる → 探偵がヒントの触りから捜査をしてヒントの全容が見える →謎解きをして読者はカタルシスを得る という展開ですかね?
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