◇フレッシュボイス2 #1219の修正
★タイトルと名前
★内容(1行全角40字未満、500行まで)
・『股旅探偵上州呪い村』(幡大介 講談社文庫)16/5461 渡世人の三次郎は中山道倉賀野宿で、とある若い男の死を看取ったことから、事件に 巻き込まれる。故郷の火嘗村で名主屋敷の三姉妹が死に見舞われるという男・善七郎の “遺言”を託された三次郎は、火嘗村へ老いた名主を訪ねた。程なくして怪異が起き る。三年前に亡くなった名主の息子で、善七郎の父に当たる久右衛門の遺体が、棺の中 から消えていたのだ。村人の大多数は、久右衛門はモウリョウ様になってしまったと恐 れおののく。さらに、滝壺の上から、女が逆さに吊された状態で死体となって見付か る。モウリョウ様の仕業じゃないかと騒ぎ立てる村人達。そしてついには、三姉妹の長 姉・お市の籠もる屋が、大岩に押し潰される事態まで発生。 「あっしには関わりのねえことでござんす」と再三口にする股旅探偵・三次郎は、果 たして謎を解けるのか、否、謎を解くつもりがあるのか? 上の粗筋では触れませんでしたが、後半から終盤に掛けて、冒険怪奇小説的な流れに なります。これで真っ当な謎解きがほんとにあるのか?と不安になるほど、何でもあり の展開です。そもそも、同じ作者による『猫間地獄のわらべ歌』と同様、登場人物らに よるメタな会話が頻繁に差し込まれ、何でもあり感が強いだけに、なおさら不安になり ます。 でも、ちらっとよぎったある可能性から、これはちゃんと解決するかなと思えたの で、安心して読み進められた(笑)。実際、ネタやトリック自体は古くからある物で、 剥き出しで使うとバレバレになるところを、見せ方のうまさで巧みにカムフラージュし ていたんだなと、読み終わってから改めて感じさせられます。 これも上述の粗筋では触れませんでしたが、火嘗村の事件に関わる前段階で、三次郎 は密室殺人を解決し、それによって名探偵と見込まれ、火嘗村でも探偵役を押し付けら れるという段取りは、なかなかの手際。この段取りがないと、口癖のように「あっしに は関わりのねえことでござんす」と言ってる奴が事件の謎解きに首を突っ込むはずがな い、となってしまう。 作中のメタ会話で続編まで匂わせていましたが、ぜひとも読んでみたいです。まだ書 かれていないようだけれど。 ではでは。
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