◇フレッシュボイス2 #1116の修正
★タイトルと名前
★内容(1行全角40字未満、500行まで)
「なろう」にでも投稿しようかと連続ドラマ的縦糸横糸的ミステリーを 考えていたのですが。 「なろう」だったら全部読み終わってカタルシスを得るというのではダメで 一回一回の話にドラマが無いとダメだと思っていたのですが。 つまり、縦糸横糸の横糸重視の様な作品になってしまうのですが。 そうなると、毎回の事件が全て別々に起こる感じがしてしまう。 事件と事件が関係していない感じがしてしまう。 つまり縦糸が弱い感じになりがちで。 小生が良いと思うミステリーは、縦糸横糸があったとしても、 一応一巻の物語になっている様な作品であって。 例えば、冒頭はsnsでダークな世界を垣間見てしまって、 次に怖いもの見たさでセンター街や歌舞伎町に行ってみて、 そして更にもっとアンダーグラウンドな世界に関わってしまう、 みたいなノリが好きなんですが。 こういうのは乱歩賞に多いかも。 乱歩賞は一巻の物語的な作品が多いと思う。 そこで「闇に香る嘘」を読んでみたのですが。 これもちゃんと一巻の物語にはなっている。 というかこの作者(下村敦史)が物語を着想する脳の中身が見える気がした。 この作者は多分、「実は主人公が中国人」という事を着想し、 「そうであるなら、その主人公には双子の兄弟がいてもいい」と思い、 「双子の兄弟」→DNAが一緒→臓器移植、 などと物語を思い付いていったのではなかろうか。 そして「双子だったら入れ替えが効く」という事を思い付き、 それで主人公を盲人にしたのではないか。 つまり「実は双子」という事が作品の核になっていて、 そこから派生、というか、還元されたものが諸々の物語だから、 読者としては、諸々の物語を読んでいて、 最後に「実は双子」という核を見せられれば、 「ああ、そうだったのか」とカタルシスを得る訳で。 …と思ったんですね。 ところが、例えば「セブン」(「そして誰もいなくなった」なども)などは、 「七つの大罪」という核と、そこから派生した物語との間に なんの因果関係もないので、 最後に謎解きを示されたところで、 だからなに? と思えてしまうのではないか。 そんな事を思いました。
メールアドレス
パスワード
※ゲスト書き込みはアドレスGUEST,パスワードなしです。
※まだアドレスを登録してない方はこちらへ
メールアドレス登録
アドレスとパスワードをブラウザに記憶させる
メッセージを削除する
「◇フレッシュボイス2」一覧
オプション検索
利用者登録
アドレス・ハンドル変更
TOP PAGE