◇フレッシュボイス2 #1046の修正
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WOWOWのドラマ「神の手」最終回を録画視聴。ネタバレ注意です。 例によって最終回の粗筋は省略します。 ちょっと駆け足気味だったかな。時間が足りないなら足りないで、何か一つに焦点を 絞ってじっくりと描いて欲しかった。 特に駆け足だと感じたのは、白川の心の移り変わり。自分は医師をやるべき人間じゃ ないって辞めたあと、看護師の本村雪恵と話をしてやっぱりやるべきだと説得されて、 次の場面ではもう(別の)病院にいるという。早い決断が必要なことではあるけれど も、ドラマでこの描き方はないわ〜と思ったです。 前回のラストで佐渡原の息の掛かった者により殺されたことが示唆された新見は、そ の示唆の通り。薬物の類が一切検出されずに心不全扱いだったのが、実は安楽死用の新 薬で殺害されていた――ということが、視聴者には分かるんですけど、作中ではちゃん と解決されたのかどうか分からない。佐渡原らが安楽死法を通すために贈賄などをやっ ていた疑いで、捜査が始まるところまでは映像にありましたけど、殺人事件の方は分か らず。新薬があれば、実験で証明できるってことなのかしらん。 本作のテーマ、安楽死については。安楽死を法律で一律に定義するのは土台無理があ って、患者個人にずっと寄り添ってきた医師が、一緒に戦いながら考える問題ではない か――という風な結論が描かれたと思います。その一つの理想型として、白川が地方の 無医村レベルの過疎地に出向き、訪問ケアの形で終末期医療を患者に施すというのが描 かれましたが、現実にはやりたがる医師がほとんどいないのではないかとか、どこから お金が出るのかとか、課題山積でしょう。 あと、物語として一番よくないのは、この段階になって、章太郎のビデオメッセージ が彼のスマホから見付かり、彼が本当に安楽死を望んでいたことが分かるという展開。 映像がもっと早くに見付かっていれば、康代が白川と反目することはなかったはず。そ の時点では見付からずに、物語をそろそろまとめたいこのタイミングで見付かるとは。 作り手の都合ばかり感じらました。 こんな具合に、最終回でがたっと落ちた印象でしたが、それまでの流れは悪くないの で、観る価値はあると言えましょう。 ではでは。
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