◇フレッシュボイス2 #0370の修正
★タイトルと名前
親文書
★内容(1行全角40字未満、500行まで)
読了>まあぷるさんの「読むな」(竹書房文庫『厭結び』所収) 入手できたので、早速読みました。 事前に勝手に想像していたとっつきにくさはなく、むしろ読みやすいくらい。導入部 を経て、作中人物のノートの段に入ると、昔話や絵本によくありそうな語り口になり、 ますますリーダビリティが高まりました。絵本・童話って無邪気で楽しい面だけでな く、残酷で恐ろしい面も併せ持っているから、案外、この文体はホラーに合っているの かもしれません。乱歩調に近い部分があるようにも感じました。 物語の方は、急いで無理に怖がらせようというんじゃない、徐々に徐々に、気が付い たら深みにはまっていた、みたいな怖さのある道行きで、なかなか堪能できました。恐 らく分量の上限があってそのためなんでしょうが、説明や伏線が少々物足りなく、膝を 打つような納得感はやや乏しかったものの、そこはホラーならではのテイストにつなが っていたとも思います。面白かったです。 あと、“夏も終わりに近い八月”の“一ヶ月前”の出来事、換言すれば七月下旬頃? の出来事で、生温かいってどんな感じなんだろ?と、想像しづらくて奇異に思えたんで すが、終盤に来てその疑問が解消されて、すっきりしました。 関係ありませんけど、このアンソロジーのタイトル、てっきり「えんむすび」と読む ものと信じ切っていました。本を手にして初めて「いやむすび」と読むんだと知った次 第です。いや〜な結び(終わり方)をするから、このタイトルなのね。 ではでは。
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