◇フレッシュボイス2 #0095の修正
★タイトルと名前
親文書
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夢乃さん、丁寧な説明をありがとうございます。お考えがよく分かりました。 描写視点のキャラクターから見て当たり前のことは書かない、という方針は、私も試 したことがあります。広い意味で解釈するなら、多分、小説を書く人の大半は(意識的 か無意識かは別として)、部分的には取り入れていると言えるかも。 部分的とは、たとえば――ある女性キャラクターの外見をファッション用語を駆使す れば充分に説明できるが、描写視点をファッションに疎い男性キャラに置いているた め、ここでは専門的な言葉は使えない。平凡かつシンプルに「花のようにきれいな人だ った」とか「紫の凄く似合う、それが印象に強く残った」程度に収めておくのが、男性 キャラをよく表せる――というような場合。同じ括りに入れていいかと。 あるいは、拙作の短編になりますが、その物語の登場人物は十進数ではなく、他の進 数を用いているのに、全く説明せずに済ませたのがありました。ちなみにこのケースだ と、設定が読者の日常感覚からは懸け離れており、通常の描写だけで察してねというの はちょっと厳しいかもしれないので、ヒントを結構あからさまな形で入れてみました。 そうそう、推理作家・森博嗣の作品にもありました。ある人物の証言が実はその人オ リジナルの表現であったため、不可思議な状況が成立してしまう、という。 極端なことを言うと、“描写視点の人物は小説を書くのが下手である。だから、この お話自体もありふれた描写ばかりで、つまらなくなるのが当たり前”なんてのも認めざ るを得ない(笑)。 当たり前のことを書かない方針は、意識してやってみるとそれまで気付かなかったこ とに気付かされますし、使いようによっては推理物を始めとする叙述トリックの原理に なるので、もっと追究してみると面白いかもしれず。 御作の拝読はまだ先になりそうなのですが、予告?を読んで、また興味が増したで す。 一つの物語を異なる視点からそれぞれ描いても、別個の作品としたからには、読 者が一方のサイドを読んだだけで、それなりに(不足がない程度には)理解できるのが 理想だと個人的には思っています。が、御作のケースは、別個の作品と見なすべきかど うか微妙な様子。両サイドを読み始めたら、判断を悩みそう(苦笑)。 ではでは。
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