#3703/3718 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA ) 25/11/27 17:42 ( 25)
さすがに未来過ぎる? 永山
★内容
少し前に書き込みのネタにした、複数の生成AIを競わせて小説を作る云々。
あのとき記した件はそのままストップしているのですが、仮にあのまま推し進めたと
して、そもそもAIは競っていることを理解して出力するのかどうかという疑問が、今
さらながら浮かんで来たです。
もしかして、競っていること自体、理解させないといけないのかしらん?
たとえば、最初の時点で宣言しておくべきなのか。「これから小説を執筆します。あ
なたを含めた複数のAIそれぞれにアイディアや本文を出力してもらい、それらの中か
ら最良と考えられるものを採用し、次の段階へ進めることにします。アイディア等が採
用された場合、そのアイディア等を出力したAIには報酬として3ポイントがプラスさ
れます。高ポイントの獲得を目指して、よいアイディア等を出してください」みたいな
具合に……? とりあえず気になるのは、これだと生成AI同士で投票させた場合、ず
る賢く振る舞うようになることが起こり得るのかな? 自身のネタには投票できず、ラ
イバルに投じざるを得ないのだから、あえて面白くないネタに票を入れるかも? で、
もしもすべての参加AIが同じように振る舞えば、つまんないネタが一番得票する?
それともさらにそうなる事態を呼んで、違う手を打ってくる?
――というようなことが、現在主流のAIのシステムではあるのかないのか。
まあ、あるならあるで、「最優先すべきは小説の出来映えを良くすることです。その
ことを忘れて、個々の都合で暴走しないようにしてください」みたいな感じで言い聞か
せれば済む?
あと、上に書いた疑問を、生成AIに尋ねてみようかとも思うのですが、聞いたら聞
いたで、次に似たような小説執筆競争をさせるときに、何らかの影響が出そうで、まだ
踏み切れません。(^^;
ではでは。
#3704/3718 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA ) 25/11/28 17:23 ( 37)
「晴らせぬ恨みを……」かと思いきや 永山
★内容
WOWOWのドラマ「シャドウワーク」初回無料放送を録画視聴。ネタバレ注意で
す。
予備知識なしで観始めました。原作は佐野広実による同名小説とのこと。佐野広実は
同じくWOWOWドラマの「誰かがこの街で」の原作者で、結構面白かった記憶があり
ます。期待が高まる。
本作のテーマはドメスティックバイオレンス(DV)。志村昭江は、DV被害に遭っ
て夫から逃れる女性達の駆け込み寺的なシェアハウスを、鎌倉の山手で運営している。
そこは加害男性に見付からないよう、秘密の場所であり、最大四名の女性を受け入れら
れる。主人公の紀子は路子という女性に導かれ、このシェアハウスに入ることに。そこ
はたいていのことは持ち回りで行っており、仕事口として昭江が経営するパン屋で働く
ことも決められている。さらにいくつかの細かいルールがあるが、その一つが夜寝る前
にレクリエーションとして皆でゲームを行うこと。ゲームはババ抜きや数当てといった
表情を読む心理的なものばかりらしい。
一方、鎌倉の海岸で、傷みの激しい女性の遺体が上がる。損傷の激しさ故、事故死や
自殺、他殺の判断が下しづらい。女性刑事の北川が他殺の戦で動こうとするのを、上司
の刑事(男)らは自殺で片付けようとする。死者の身元が分かったら自殺で決着だと言
われた北川だったが、身元調べの過程で死んだ女性――美佳子がDV被害で警察に一度
通報していたことを知る。北川自身、夫のDVで害を蒙った過去があるらしい。ただし
その夫とは警視庁勤めの地位ある警察官で、北川の訴えはまともに扱われなかった模
様。そんな経緯もあって、他殺の線を調べずにはいられなくなった北川は、非番を潰し
てまで独自に動き、のDVによる怪我の治療に関わった看護婦に話を聞こうとするが、
あいにくと不在。後日の再訪を約して立ち去った北川。その看護婦こそ、シェアハウス
の入居人を集めている路子だった。
また、美佳子は夫と別れたあと、別の男・松原と同居していたと判明。松原もまた美
佳子に手を上げていたらしかった。北川は松原に疑いの目を向けつつも、話を聞き出そ
うとするが、上司の手回しによりうまく行かなかった。ところが後日、松原が自宅で亡
くなった。死因は酒を飲み過ぎたことに端を発した急性心不全とされたが、このタイミ
ングで死が重なったことに北川は不穏なものを感じずにはいられなかった。
――てなところがあらすじ。多少、出来事の順番が入れ替わっています。
押さえるべきところを押さえた、続きが気になる造り。タイトルのシャドウワークが
ないを意味するお頭なくて、勝手に「影の仕事=必殺仕事人」みたいなイメージを持っ
ていました。なので……そういうことかいなと想像を膨らませていたのですが、本来の
意味を調べてみると、必殺仕事人はないな。(^^; 少なくともそんな単純ではあります
まい。
そういったタイトルに込めた意味も含めて、今後が楽しみな作品。
ではでは。
#3705/3718 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA ) 25/11/29 20:28 ( 26)
出し遅れ気味のツイスト 永山
★内容
テレビ朝日系で放送のドラマ「緊急取調室」シーズン5第六回を録画視聴。ネタバレ
注意です。
取り調べ対象者がクロであることを立証するのではなく、シロであることを立証する
パターン。このドラマのシリーズでは、まだなかったのかな。こういう捻りは、もう少
し早い段階で使うものだと思ってた。今回が初なら、それはそれで良く引っ張ったなあ
と妙に感心する。
取り調べる相手を演じるのはイッセー尾形。これ以上ないほどの適役だったなという
印象を受けました。のらりくらりとした喋りといかにも裏がありそうな態度、それでい
て誠実さや正直さも漂わせる。単なるカメレオン俳優ではない、得体の知れないキャラ
クターを演じることに長けているとすら言ってよさそう。
ストーリーそのものも結構面白かったんですが、真相が見えやすいというのはやや難
点かな。分かり易さや黄金パターンは否定しませんが、“隠された真相”が(メタ的な見
方故であっても)あまりに見え見えだと、作中の探偵役の能力が劣って映ることがあり
ますから。
引っ掛かったのは二点。まず、尾形演じる山田は当初、有力な容疑者だったのだか
ら、当然、私物を徹底的に調べたはず。にも関わらず、終盤になって、真犯人の落とし
た眼鏡を山田が拾い、会社の自分用のロッカーに仕舞っておいた、というくだりには、
正直ずっこけるレベル。私用のロッカーなんて真っ先に調べるんじゃないの?
二つ目は、山田が犯行を否認しなかった理由。確かに面白い、ユニークな設定だった
ことは認めますが、ちょっと弱い。確実性の乏しさは拭えないし、所轄刑事の取り調べ
の時点では、罪を認めるかのような言動に終始したのも気になる。キントリが関わって
こなかったら、どうするつもりだったのか。
そんなこんなで、捻りを入れる試みは買う一方で、本作ならもっともっとよくできた
話が創れるはずとも感じた回でした。
ではでは。
#3706/3718 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA ) 25/11/30 19:39 ( 35)
しがしでない 永山
★内容
BSフジで放送の松本清張ドラマ「異変街道」を録画視聴。ネタバレ注意です。
松本清張の推理物はドラマ化された物をよく観ているのですが、時代物となるとあま
り食指が動きません。本ドラマは、あらすじ紹介を読む限り、時代物でありながらミス
テリの要素が強めのように感じられたので、視聴してみることに決めました。
とりあえず、字幕対応していないのが辛かった。(^^; 旧いドラマで出演者も達者な
人達が揃っているのに、何故か聞き取りにくい。その上、昔ながらの言葉が頻出する
し、専門用語と表現するのは言い過ぎかもしれませんが、日常的でない単語も多かった
気がします。こういうドラマにこそ、字幕をきっちり付けてほしいもの。本放送時には
字幕がなくて当たり前だったのかもしれないけど、再放送に際して、字幕を付ける手間
を掛けてもいいんじゃないのかと。
ストーリーの方は……ミステリ的には、「死んだはずの鈴木栄吾だが、その後、目撃
した者が出た。その目撃者が殺され――」というのが興味の端緒になっているのです
が、早い段階でちょっとがっかりするようなくだり(説明)がありました。主人公は
「栄吾は病死した」と知らされていたが、現地を訪ねてみると実際は病死ではなく、山
に入ってそのまま戻らなかったというもの。だったら事故死かというと、そうでもな
く、遺体は見付かっていない。土地柄や侍という栄吾の身分を慮って病死とされたと。
いくら江戸時代だかって、そんなことあるの? 人の生死の扱いがいい加減に過ぎる。
これでは、死んだ者を見たというのは謎として成立しません。
かような訳で、ミステリ的な興味は早々に薄れていき余したが、全体の話の運びはエ
ンタメ要素が強めで、結構楽しめたかも。武田信玄の一族が秘匿する黄金がすべての始
まりというのは冒険活劇っぽい設定で、これなら忍者めいた面々が登場してきてもさほ
ど違和感がない。
俳優陣も主人公の探偵?役・三浦銀之助に古谷一行、その三浦に途中から関わってい
く河村に火野正平。この二人の組み合わせって、現代物の二時間サスペンス(温泉×殺
人のやつ)でよくあったので見馴れており、しかも古谷の入浴シーン(湯治名目)が何
度もあるとあっては、制作サイドは分かっていてやっているとしか思えません。(^^)
岡っ引きに蟹江敬三というのも、いかにもな配役。
この手のドラマで、引っ掛かった点を挙げるのは野暮ですが、あえて一つだけ挙げる
としたら……うーん、暗い山道で敵に襲われ、逃げる三浦が、それなりに高さのある場
所から飛び降りる場面かな。一応、乏しいながら月明かりはあるものの、初めて入った
夜の山道で、何があるか分からないところを飛び降りるなんて正気の沙汰じゃないので
は。追い詰められて、そうするほかにどうしようもないという訳でもなし。あの程度な
ら物陰に隠れてやり過ごす方がよほど現実的だと思った次第。
ではでは。
#3707/3718 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA ) 25/12/01 16:47 ( 27)
追い込み急 永山
★内容
TBS系で放送のドラマ「ザ・ロイヤルファミリー」第八回を録画視聴。ネタバレ注
意です。
ここに来て俄然、盛り上がってきたというか、見せ方が劇的によくなった印象を受け
ました。これまでは、前回のようにストーリーがよくても、過程を大幅にカットして断
片的な小さな結論をつなぎ合わせたような構造がどうしても興を削ぐ感があったと思う
のですが、今回はそういった間のすっ飛ばしは必要最小限にとどめ、個々の立場とエピ
ソードがきれいに噛み合った、気持ちのいいストーリーに仕上がっていたと感じまし
た。
競馬について素人である私のような視聴者からすれば、耕一と栗須の言い分のどちら
が正しいのか分からず、それもあってどっちに肩入れしていいのかも分からない、た
だ、どちらにも事情があるのが伝わってくるから、両方応援したいという心理につなが
る。絶妙の演出になっていた。
で、どちらの言い分も分かるだけに、いかに着地させるのか、興味津々で見ていまし
た。なるほど、そういうことかと納得の行く着地点。さらにそのことがライバルを強大
にするという流れも、熱い展開でよかった。
一つ惜しいと思ったのが、若手馬主の会の描き方。一応、耕一が道を踏み外すように
仕向ける悪役っぽい位置付けではありますが、会結成の狙いはともかく具体的な行動目
標がはっきりしないため、競馬界にとってほんとに悪いのか、それとも改革に繋がって
いるのかが分からない。旗色を鮮明にしないのは演出としてありかもしれないけれど、
せめて視聴者に判断できる材料――会の具体的な目標――を示すべきではないかと感じ
たのだけれど、どうなんでしょう?
王道展開が多い本ドラマですが、今回ちょっとだけ捻りがありました。終盤、酔っ払
いに絡まれて手を出してしまったのが耕一であるように思わせておいて、実は翔平の方
だった。まあ、すでによく使われてきたパターンですし、捻りと言うほどのものじゃな
いかもしれませんが、本ドラマにおいては珍しいなと。
ではでは。
#3708/3718 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA ) 25/12/03 16:54 ( 25)
ちょっぴり浮上 永山
★内容
フジテレビ系で放送のドラマ「新東京水上警察」第九回を録画視聴。ネタバレ注意で
す。
視聴を辞めるかもと言いながらだらだらと続けています。前回で切るつもりだったの
に、今回のサブタイトル以下に“密室殺人”の文言があったため、ついつい(^^;興味を
持ってしまいました。今回で事件解決に至らなかったので、次回も観ることになるんで
しょう、多分。
作中で提示された密室の謎は――場所は展示用の船の一室で、唯一の出入り口はド
ア。施錠できるのは外側からのみで、そのための鍵も一つしかない。そしてその鍵は、
室内で死んでいた男が身に付けていた――というものでした。うん、ちゃんと密室の謎
だ。
ところが良かったのは状況設定どまりで、捜査が始まってみるともうガタガタ。鍵が
一つしかないからこそ密室として成立するのに、「関係者なら密かに持ち出してスペア
キーが造れるだろう」という前提で話が動く。それをありにしちゃったら、密室の謎な
んてないも同然。まあ、「犯人は何故、現場を密室状態にしたのか」という謎は残りま
すが、被害者の死因は熱中症とのことだったので、監禁状態にして死に至らしめるため
に現場を密室にした(外から施錠した)で説明がついちゃう(その割に、犯人は被害者
の携帯端末を持ち去っていないのが気になるけど)。
あと、密室そのものの謎よりも、「ドアにはガラス窓が割と大きく取ってあり、そこ
を割れば脱出可能なのに、被害者がそうしなかったのは何故?」という謎に、もっとク
ロースアップすべきだったと思う。作中での触れ方が弱くて、印象に残りづらい。示さ
れた答は、「緊急事態なのにそんなことある?」と感じましたが、一応理屈がついてお
り、石持浅海の本格ミステリ『扉は閉ざされたまま』(祥伝社)を彷彿とさせる設定
で、ユニーク。それだけに勿体ない。
ではでは。
#3709/3718 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA ) 25/12/04 17:17 ( 22)
飾り職人や三味線屋はいないけど 永山
★内容
WOWOWのドラマ「シャドウワーク」第二回を録画視聴。ネタバレ注意です。
期待通りに、じわじわと盛り上がる展開を繰り広げてくれています。
あれこれと示唆される暗示レベルの手掛かりをつなぎ合わせれば、やっぱり必殺仕事
人的なことをしてるのかなあと予想しつつ、この第二回が終わった段階では、まだ確定
じゃないよね。テストをしているだけとも言える。推理小説的には、読者をミスリード
した果てに、「実は主人公を試していただけでした!」とした方がどんでん返し感があ
っていいかもしれないけど、実写ドラマとなると、ちょっと悩みどころかな。絵空事感
が強まってしまう。DVというテーマとも考え合わせると、ここはシンプルに、ダーク
ででシリアスな展開が本命かと。
先に記した、暗示的な手掛かりの配置、これがうまい。分かり易さはあるものの、
「あ、そういうことなのね」という気付きが連続しており、何だか心地よい。(^^; ま
た、手掛かり以外でも、物事のつながりがちらほらと出て来て、同じく心地いい。
そんな中、引っ掛かった点を一つ挙げておくと、女性刑事・北川のDV夫に対する処
し方が、後手後手になっている気がすること。あれだけ乱暴な言葉遣いをして、ドアを
ガンガン叩くんだから、録音録画しておけば証拠になるんじゃないの? 北川刑事が何
ら備えていないのはおかしい気がする。さらに言えば、夫の方も録音録画されているこ
とを警戒していいらしいのも不可解。警察関係者なら思い付かないなんてことはあり得
ないし。警察のえらいさんだから、録音録画程度なら大丈夫と思っているのか。
でもまあ、上の点を抜きにすれば、総体に見せ方がうまくて、興味関心が途切れるこ
となく観続けられます。
ではでは。
#3710/3718 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA ) 25/12/05 17:41 ( 25)
再び下降線を辿り始めた、か? 永山
★内容
テレビ朝日系で放送のドラマ「緊急取調室」シーズン5第七回を録画視聴。ネタバレ
注意です。
今回のエピソードは平凡でした。よくあるパターンとまで言っていいのかどうかは判
断しかねますが、開始してものの五分ほど(体感です ^^;)で、真相が想像できてしま
った。もちろん、たまたま当たっていたに過ぎないのですが、こうも容易く想像が及ぶ
のは、やはり見せ方がうまくなかったんじゃないかなと思ってしまう。X旧Twitt
erの検索を見てみると、早々に察したのは大勢いたようですし。
このドラマの制作陣であれば、今回のようなある程度使い込まれたネタであっても、
もっともっとうまく見せられる、それだけの力があるはず。その期待感に反して、開始
直後に想像したのと一分のズレもなくそのまんまの真相が明かされて、がっかり。真相
はこのままでも構わないけど、途中にツイストの一つや二つ、挟んでほしかったな。
何よりも悪手だと感じたのは、被害者の言動に引っ掛かるものがあるとキントリメン
バーの一人が言い出したときに、そこから“真相”の可能性を一切想像せず、「被害者
は近々殺されると認識していた」という方向に行き、他のメンバーも異論を挟むことな
く右に倣えをしたくだり。察している視聴者がそれなりにいるのに、この流れだと、キ
ントリの全員が劣って見えてしまう。視聴者をミスリードするための流れなのは分かり
ますが、メンバーの一人くらい、「そうかな〜?」と言わせておけば多少なりともクッ
ションになるのに。
あと、犯人が毒の入った急須を片付けていたことは「ん?」となった。死んだ女性は
普段から、お茶を入れて、急須を片付けてから、飲むという習慣だったのか? いくら
収納の達人として知られている人物であっても、このお茶の段取りは変わっているんじ
ゃないかなあ? これでは、犯人は罠を仕掛けようとしつつも、わざとおかしな点を残
して真相に気付いてほしいという思いもあったんじゃないかとさえ考えられる。
ではでは。
#3711/3718 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA ) 25/12/06 17:51 ( 31)
AIにわくわくし(た・な)い 永山
★内容
noteのAIアシスタントを久しぶりに使ってみていたら、数回やり取りしただけ
で止まるようになった。以前はこんなことはなく、そもそもいつまでも自由に使えてい
た気がする。
明らかに制限が掛かっているよな、いつの間に制限が掛かるようになったんだろ?と
思ったら、十二月二日に、Gemini3proを搭載したとか。これの無料使用と同
じ扱いなんだろうから、あっという間に制限に引っ掛かるだろうと推測。サイトのどこ
かにアナウンスもあるんでしょうけど、見付からん。(^^;
とにもかくにも、こうも制限がきつくては、文章の執筆については使い物にならない
気がする。
ミステリのトリックを考えさせる方法として、これならある程度行けるかも?という
のを思い付いたから試したいんだけど、それすら回答の途中で止まってしまう。
対話型の生成AIを使って小説を作らせ、出て来た物を読むと、何故かわくわくする
ことがほとんどないなあと感じるようになってきました。
理由を考えてみるに……おおよその筋書きを知っているからという説を真っ先に思い
付いたのですが、これは違う。以前触れた「密偵馬謖」の話は、大枠を自分で思い付い
て、でも今の自分では書けないので、AIに作らせた。その生成物を読むと、面白かっ
たし、わくわくもした。大筋を知っていても楽しめたのだから、上の仮説は少なくとも
自分には当てはまらない。
でも、と立ち止まって、ジャンルのせいかもしれないと考えてみる。歴史・時代物の
ジャンルならわくわくするが、ミステリならわくわくしない。これならあるかもしれな
い。歴史・時代物については門外漢に等しいのでちょっとしたことでも楽しめる。ミス
テリについては詳しいから、ちょっとやそっとでは満足せず、物足りなさを覚える……
と想定してみたものの、やはり否定せざるを得ないことに。というのも、自分のアイデ
ィアを自分自身でプロットにして書き出したものを読んでみると、(手前味噌かもしれ
ませんが)面白いし、わくわくするから。
で、結局のところ、「AIの出力が、自分の狙い通りになっていないから」ってこと
になるのかな? わくわくしない物に人の手を加えて、わくわくできるようにするのが
AIを使った執筆であるなら、使わない方が手っ取り早いかもしれない。(^^;
ではでは。
#3712/3718 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA ) 25/12/07 17:50 ( 29)
原点に帰る 永山
★内容
生成AIに小説を作らせる場合に限ったことではないでしょうが、プロンプトの書き
方次第で出力ががらっと変わってくるとか。
残炎ながら?私はまだ、そんな“がらっと変わっ”た出力結果にお目に掛かったこと
はありません。プロンプトの書き方をあれこれ調べては、試してみる。これの繰り返
し。
そんな中、プロンプトの作成そのものをAIにさせるというのがあって、ほー、と思
ったです。プロンプト以外にも、AIが訳の分からん出力を返してきたときは、その分
からん箇所をまるまるコピー&ペーストして、改めて生成AIに説明させるという使い
方が当たり前のように語られていて、結構目から鱗でした。
早速試してみようってことで、無料で使えるレベルの生成AIいくつかに「**(A
Iの名称)が本格ミステリを創案し、執筆するためのプロンプトを考えてみて」てな具
合の文章を入力したところ……AI間での差違はあんまりないのね。だいたい似たり寄
ったり。最初にAIに役割を与える点は完全に共通しており、そのあともキャラクター
設定やサブジャンル、トリックのタイプ、作風に分量とほぼほぼ同じ。トリックに関し
ては、トリックそのものをユーザーが考え、事細かく指定するものもあれば、大まかな
トリックの種類を指定するだけのもある。
描写する視点の立場を指定するよう求めてくるのもありますが、これが相当悩ましい
です。頭から終わりまでずっと一人称でいいのならそう指定しますけど、他のジャンル
ではどうか分かりませんが、少なくともミステリではいくつかの視点を用いることはし
ばしばあり、それが叙述トリックに繋がってくることすらある。そういった辺りをどう
指定すればいいのかが分からない。たとえば「大部分はワトソン役の一人称。ワトソン
役のいない場面では三人称の客観描写。遺体発見場面では犯人であり発見者でもあるA
の視点を取るが、Aが犯人だと読者に悟られぬよう細心の注意を払うこと」こんな風に
するのかしらん? だとしたら煩雑で手間が掛かってしょうがない。
想像するに、シャーロック・ホームズ物によく見られるような、全編の描写をワトソ
ン役による一人称視点で固定した、冒険物の要素の強いミステリ以外は、かなり厳しい
気がする〜。
ではでは。
#3713/3718 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA ) 25/12/08 19:27 ( 23)
ドラマの内容と同じ“落馬”? 永山
★内容
TBS系で放送のドラマ「ザ・ロイヤルファミリー」第九回を録画視聴。ネタバレ注
意です。
前回の感想でよく言いすぎたかな、今回はちょっと失速。前々回までのややもすると
退屈な、王道パターンの範疇に収まるエピソード展開でした。つまらないとは言わない
けど、意外性が乏しくて、はらはらドキドキしない。いくつかの「どうせこうなるんで
しょ?」ポイントがあって、そのどれもがある意味波乱なく、収まるべき所に収まって
しまう。複数あるポイントの内、一つでいいから、「おっ?」と思わせる捻りを入れる
だけで、だいぶ印象が変わってくるんじゃないかしらん。入れた捻りは捻りっぱなしじ
ゃなくていい、最終的に王道に戻していいんだし。
と言いつつ、一点だけ、これは捻りなのかどうか、よく分からない箇所がありまし
た。主人公らのライバルとなる側の馬・ソーパーフェクトの騎手が、佐木から外国人に
交代になったくだり。この第九回の中で、その後の展開が示されることはなく、(メタ的
な視線において)何のための交代なのか、意図が見えません。翔平と佐木の対決を描く
のが王道パターンの一つだと思っていましたが。まさか、怪我をしたあとスランプの翔
平が、佐木にアドバイスを求める場面を作りたくて、佐木をライバル側から切り離し
た、とかじゃないでしょうし。
あと、主役の一人、栗須を演じる俳優さんの喋り方が段々と鼻につくようになってき
たなあ(個人の感想です、念のため ^^;)。深刻な場面での抑えた口調が型にはまりす
ぎていて、嘘っぽく見えてきたのかな。
次で最終回。上に記したジョッキー交代の件も含め、全貌がすっきりと見渡せる締め
括りに期待します。
ではでは。
#3714/3718 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA ) 25/12/09 17:02 ( 23)
想像以上に大掛かり 永山
★内容
WOWOWのドラマ「シャドウワーク」第三回を録画視聴。ネタバレ注意です。
今回もじわじわと盛り上げる。前回に比べると、じわじわのすすみ具合が若干早かっ
たかな。大きな秘密が明かされるエピソードということで、それだけ盛り上げに力が入
っている感じ。
というわけで、タイトルを初めて見たときにぱっと想像した通りでした。面白おかし
い表現をあえて使うなら、DV限定必殺仕事人現代版。描かれた犯行(復讐・排除)の
様相とか組織の形態なんかは極めて現代的で、よく考えられている。現代的といっても
ハイテクという意味ではなく(ハイテクに過ぎるとかえって痕跡が残るものだし)、今
の世の情勢に応じた、対策を練った、ぐらいのニュアンスになります。
殺害方法はいくつかあるみたいですが、今回描かれたのは、血管に空気を送り込む手
法。ちょっと入れたぐらいでは命に別状がないことは何かで見聞きして知っていました
が、ではどのくらい空気を入れれば絶命するのか迄は知らない。本ドラマでどう描くの
かを見ていたら、空の注射器を何本もとっかえひっかえしていました。あれは1000
ミリリットルはあったかしらん?
路子のいるグループのみによる犯行だと思っていたら、童謡のグループが複数あっ
て、互いに力を合わせて事に当たっているとか。この辺りの設定は意外感があるし、理
にかなっていると思えた。大人数になればなるほど参加者同士が決して裏切らない、信
頼できるネットワークを築くのが大変そうですが(だから美佳子の件は、裏切りの結果
ということなのかな?)。
終盤からラストの流れ、もしや女性刑事の北川も仲間になる?と視聴者に一瞬でも想
像させるものが感じられて、とてもよかった。
ではでは。
#3715/3718 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA ) 25/12/10 19:20 ( 28)
水物のドラマ 永山
★内容
フジテレビ系で放送のドラマ「新東京水上警察」第十回を録画視聴。ネタバレ注意で
す。
この次が最終回ということで、先週の第九回で未解決だった謎が今回すべて解かれる
かどうか微妙なところだと思っていましたが、やはり全面的な解決とはならず。台風接
近や日下部の母の危篤など、複数の要素を重ねてきて、緊迫感を上昇させていく。この
辺りの手並みは見事なもので、こういうのを見ていると、本作は一話完結を原則とする
連続ドラマスタイルよりも、二時間前後の長尺一本の方が向いていたんじゃないかと、
今さらながらに感じます。
黒木(上条)の会社の顧問に大沢がなっていたことが、何で今まで分かっていなかっ
たのかの説明はなし。こんな情報、初期の初期に把握していないといかんでしょ。
一方、感心したのが前回密室内で死んだ福本が、どうして警察ではなく(日頃虐げて
いる)妻に助けを求める電話を掛けたのかについて、一応説明があったこと。警察の不
正ぶりを知っていたから掛ける気になれなかったのではないかというのは、まあ分から
なくはない。そんなこと言ってる場合じゃない、命が懸かったあるんだからとは思う
し、警察が嫌なら救急でいいでしょとも思いますけど。
台風が首都直撃するタイミングを利して、沖合に移動させた船の中で粛正(殺人)を
行うつもりの黒木ら。碇に「東京湾内で、台風の影響をなるべく受けない場所はどこ
だ?」と問われ、有馬が地図上を探して指差したのは小さな島の裏。波が比較的穏やか
で、島が風よけにもなるとのこと。そこで犯行が行われる可能性が高いというのですが
……台風を避けるのにそんないい場所なら、他の船も我も我もと殺到しやしないのか?
もしそうなり得るといて、たくさんの船が集まっている中、粛正をやるってのはいく
ら外から見えない船内でとはいえ、おかしい気がする〜。
で、碇が有馬に船(警備艇)を出してくれと頼むところへ、署長が来て行くなと命
令。命に関わるからと。それにしても、そもそも警備艇は台風時、どこに置いておくん
だろう? 沖合に避難させるというのであれば、上で書いた小島の裏手に行ってもいい
んじゃないのかしらん。
ではでは。
#3716/3718 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA ) 25/12/11 19:22 ( 25)
奇想で競う 永山
★内容
『第一回京都短編ミステリー新人賞』なるコンテストが募集中だと、二日ほど前に、
たまたま知りました。
何に惹かれたかと言いますと、まず、審査委員の一人に島田荘司の名前がある。もち
ろん下読みの人がいるんでしょうけど。あと、ポスターで「あなたの奇想が本に、映画
になる」と謳っていること。この“奇想”がいい。(^^) 島田荘司の愛読者なら確実に
イメージできるであろう言い回し。
ハードルもいくつかあって、その筆頭が、作品の舞台は京都であることが条件とされ
ています。全編京都でなくとも、一部でもかまわないみたいですが。加えて、舞台を京
都とする条件に付言する形で、“名所・旧跡・史跡など土地の魅力を活かした作品を応
援”とあるのも少々気になります。観光地としてのアピールにつながる内容が求められ
るのだとしたら、逆に言うと土地や人のことを悪くは書けない訳で。(^^; この賞を見
て最初に思い付いたネタが、不法投棄または電線地中化を絡めたものなんですが、不法
投棄は書きづらいか? 過去の受賞作に当たって傾向を探ろうにも、第一回では無理だ
し。
あと、応募はネットからでも受け付けているものの、締め切りが十二月末日というの
もちょっときつい。募集していることに早く気が付けって話ですけど。
一方、分量は四百字詰原稿用紙10〜130枚相当(約4000〜52
000字)となっていて、ショートショートも可となっており、長さ的には今からでも
間に合うかもしれない。
あと、完全未発表作品であること、一人一作まで、生成AIを用いるのは不可なども
定められています。
自分は今回出せるかどうかは微妙ですが、第二回以降も続いてほしいので、ここに書
き込んでみた次第。
ではでは。
#3717/3718 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA ) 25/12/12 16:55 ( 23)
不自然さはありつつも 永山
★内容
テレビ朝日系で放送のドラマ「緊急取調室」シーズン5第八回を録画視聴。ネタバレ
注意です。
警察学校の射撃の実習中に、学生が学生を撃つ事案が発生――というと、現実にも似
たような事件が起きましたから、どうしても意識が引っ張られます。本ドラマはさてど
んな解答を用意したのかなと楽しみに観ていたら、次回に続くになっちゃった。前後編
の前編だったのね。しかも次で最終回ってことは、大ネタなんだ。まあ確かに、警察学
校内で発砲事件となると、大ごとではあります。
そんな大事件なのに、警察学校及び実習教官は、防犯カメラ映像の一部しか提出せ
ず、残りは拒むという不可解な挙に。一応、理屈は付けてありましたが、到底納得いく
ものではなかった。
ドラマ上、大きな謎の一つが、発砲した男が「こんな事件を起こさなくても警察官に
はなれなかった」と供述していること。普通に考えて思い付くのは、加害者及びその遺
族は警察官になれないという噂をよく耳にしましたが、仮に噂通りだとして、被疑者は
どんな事件で警察官になれないと思ったのか。キャラ設定で、被疑者は父親が殺人の被
害者として亡くなっており、その辺が関係してくるのかな。被害者だと思われていたが
実は加害者だったとか、殺された父親も裏で何か悪事に手を染めていたとか、そういう
展開になりそう。前編を観終わった時点で一番怪しいのは教官ですが、被疑者は教官か
ら何かか吹き込まれて、嘘を信じてしまったパターンなのかな。
で、その被疑者を演じた大橋和也、今までバラエティ番組でしか見たことなく、かす
れ声のはしゃぎキャラって認識でしたが、思った以上に演技できるのね。お見それしま
した。
ではでは。
#3718/3718 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA ) 25/12/13 17:39 ( 29)
どこまで史実に沿わせるか 永山
★内容
ミステリのプロット作りで。
あるトリックによって不可思議な現象を起こすには、とある災害の発生が前提条件に
なる、とします。ここでは地震としましょう。かなり強い、でも都市がまったくの機能
不全に陥るまでには至らないレベルの地震。
ここで、小説の舞台としてどこでも自由に選べるのであれば、さほど悩まなくもいい
かもしれません。ぼかして書くか、何ならいっそ、日本国内にある架空の都市というこ
とにしたってかまわないでしょう。
しかし、もし場所が限定されていたら? たとえば一昨日話題にした京都短編ミステ
リー新人賞のように、物語の舞台は京都とすることが条件付けられていたら。
「創作は創作だ」と割り切り、最初から、史実とはそぐわないことは承知の上で書く
か。それとも一応、調べてみるのか。
後者を採ったとして……調べてみたところ、条件に合いそうな強さの地震が何度か起
きていることが分かった。時代の都合も加味すると、採用できそうなのは二つに絞られ
る。ただ、どちらの地震も日中に起きている。
小説内で事件を起こす時間帯は、夜の方が何かと都合がいいし、一般的?な犯人の行
動原理にも即している。明るい時間帯でも描けなくはないだろうが、制約が多くて窮屈
だ――という風な場合、どちらを選ぶべきか。できる限り史実に沿うようにするか、小
説としての結構を優先するか。
一般論というか最大公約数的な考え方を想像するに、戦争や大規模な災害、自然現象
(災害だけでなくハレー彗星接近なども含む)、広範囲に渡る病の流行といった事柄
は、(できる限り)史実に沿うようにすべきだとする人がそれなりにいるんじゃないか
しらん。過半数かどうかは分からないけど。読者・作者にかかわらず、「作り話なんだ
からどーでもいいじゃん!」て人も一定数いるに違いないですから。
史実に沿わせるべき派にしても、単なる積雪レベルになると途端に崩れるんじゃない
かな。創作の世界において東京は恐らく毎年クリスマスイブに雪が積もるほど降ってお
り、それを駄目だと言う向きは多分いないでしょう。(^^;
ではでは。