●連載 #0837の修正
★タイトルと名前
親文書
★内容(1行全角40字未満、500行まで)
或る晩の父母の会話。 母:ちょっとこれ見て。 父:なんだこれ。なにこれ。精神病院じゃないのか。 母:違うわよ。そこに思春期外来というのがあって。 父:こんな所に行ったらますます社会から遠ざかるんじゃ ないの。だって、これ、過去に精神病院に通院歴があると かになるんだぜ。 母:そんな事言って、なんかしたらどうするの。 父:えぇ? 母:あの子が何かしたらどうする積もり。 (沈黙) 父:猫を思い出したよ。 (沈黙) 父:赤紙が来たらどうする? 母:え? 父:もし赤紙が来たらあいつを戦争にやるんだろう。 母:だって逃げられないんでしょう。 (沈黙) 父:あいつが無能力のままだったらいいんじゃないのか? 母:結婚したら私なんて追い出されちゃうかもね。 父:そんな事考えているのか。 母:自分だって追い出したいんじゃないの? でも誰かに 家は継がせたい。娘は追い出したし。 父:何言ってんだ。 この会話の中に出てくる猫というのは昔妹が拾ってきた猫 だ。まだ子猫だったが去勢された。猫AIDSになるとい うんで一歩も外に出してもらえなかった。もっとも数ヶ月 そうしておいたら自分から外に出ようともしなくなったが。 ああいう心配性の親に育てられると俺みたいにひっきーに なるのか、とも思う。俺の母親は超心配性だ。家に誰もい ない時に父母の寝室を家捜しした事があった。驚くべきも のを発見した。母子手帳が3冊出てきたのだ。俺と妹の間 に子供がいたのだ。あれは羊水検査とかなんとかで異常が 発見されて中絶されたんじゃないのか。池沼の子供を産ん だって社会に適応出来ないから。そういえば例の音楽掲示 板に『木枯し紋次郎』という昔の時代劇のテーマソングが うpされていたが、紋次郎は天保の大飢饉で間引きに合い そうになって逃げてきた、と書いてあった。案外現代でも 間引きはあるんじゃないのか。 いや、そうじゃなくて猫の事は俺も理解出来るし俺だって 仮に結婚出来て奥さんが妊娠して羊水検査でひっかかった ら中絶するかも知れない。でももし子供がいて赤紙が来た ら何としても逃がしてやると思う。ヨブ記じゃあるまいし。
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