●連載 #0834の修正
★タイトルと名前
親文書
★内容(1行全角40字未満、500行まで)
社会 ←−−−・ ↑ ↑ (待望) | ↑ | 【a】 親 親には内緒で 【b】 ↑ | (待望) | ↑ | 子供−−−−→・ 斎藤環大先生の『ひきこもりシステム模式図』は下記U RLで参照出来るけれども http://www8.cao.go.jp/youth/suisin/jiritu/03/siryo03-1.html 俺にはひきこもりシステムがあんなに単純な同心円になっ ているとは思えない。 上に描いた図が俺の考えている”ひきこもりシステム”だ。 【a】ルートの説明 上の図で”社会”と書かれているのは国家でもいいのだが、 これはでっちあげられたものだ。日本に限らず世界中の国 家はでっちあげだ。たとえばアフリカや中東諸国の国境線 を見れば定規で引いたように真っ直ぐなのだから、誰か机 の上で線を引いた人がいたというのが想像出来る。 その様な国家なり社会なりを「根拠のあるものだ」と思い 込んでいるのは、上図の”親”などの大衆に「世の中はちゃ んとしているに違いない」という待望があるからだ。 じゃあその待望はどこからやってくるかと言うと、例えば モー娘。にだって、一人だったらどうって事ないが、辻、 加護、ごっちん…と集団になると、そこに清潔さとか秩序 を期待するようになるのであって、同様に社会に対しても 秩序や公正さを期待するのだ。それはムルソーが、秩序が 保たれるのであれば喜んで死刑になると思った様なものだ。 「人間という哀れな生き物の苦労は、わしなり他のだれか なりがひれ伏すことのできるような、それも必ずみんなが いっしょにひれ伏せるような対象を探しだすことでもある からだ」(『カラマーゾフの兄弟』原卓也訳)。 一方上図の如く、子供も親に対して待望しているのだけれ ども、それは秩序や公正というものではなくて、聖母マリ アの憐れみ様なもので「こっちがどんなに汚れていても愛 してくれるでしょ」という様なものだ。 しかし親は社会に対して秩序や公正さを期待しているので、 「こんなに汚れた子供がちゃんとした社会で通用する訳が ない」と思っているのだ。我が子が社会で通用すればいい なあと思いつつも。 以上の様な仕組みで【a】ルートは遮断されているのだ。 尤もこうやって【a】ルートについてあれこれ考える事自 体ひきこもり的であって、【b】ルートが開いていれば 【a】ルートなどどうでもいいのだ。 【b】ルートの説明 俺は断言するが、ひきこもりから脱出するには【b】ルート しかない。又最初からひきこもらずに済んだ奴らもここを 通って行ったのだ。 しかし今【b】ルートは”なんらかの理由”で閉ざされて いる。しかし一回閉ざされてしまえば【a】ルートしか見 えないので「通せんぼしているのは親ではないのか」と思 う様になるのだ。斎藤環などもこの【a】ルートを開けよ うとしている。 【b】ルートが閉ざされているのは、親に原因があるかも 知れない。というのも、「世の中はちゃんとしているだろ う」と待望する親に育てられれば、子供も又そう思うだろ うから、自分が【b】ルートを通って社会に直接アクセス しようと思っても、「こんな駄目な俺が通用する訳ない」 と思うかも知れないのだ。 しかしここで「だからやっぱり親の責任だ」と親を責めて、 親の方でも「そうだったのか」と心底反省したとしても、 親が開けられるのは【a】ルートだけなので、意味が無い のだ。 だからとにかくひきこもりは自分で【b】ルートを突破す るしかないのである。 仮にそれで欧米の若年ホームレスの様になったとしても、 それはひきこもり自身の有り様の一種だったと思って、自 分の人生と思って諦めるしかない。
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