●短編 #0445の修正
★タイトルと名前
★内容(1行全角40字未満、500行まで)
芥川先生の御本に悪人が生前助けた蜘蛛がいました。蜘蛛の糸でおしゃかさまが地獄か ら助け出してあげる(結局は失敗した)話があるのですぅ。私はそれを見習って蜘蛛は 大事にしています。 ある夏の日でした。一匹の蜘蛛が家の中に入ってきました。家の中にいれておくと噛み つかれるかもしれないし、殺すには可哀想だし、外に出してあげることにしました。 嫌がる蜘蛛を捕まえて、屋根の瓦の上にそうっと起きました。夏の暑い日だったので、 瓦も焼けていたのでしょう蜘蛛はぴくぴくぴくと痙攣を起こして動かなくなりました。 気がついたら逃げ出すだろうと思って、窓を閉めて冷房と扇風機がかかった涼しい部屋 で蜘蛛のことを忘れてパソコンで遊び始めました。 そして次の日見ると蜘蛛は同じところにいました。その次の日も・・・その次の日も ・・・ 一週間がたちました。窓をあけると蜘蛛は同じところにいました。風が吹き、逝って身 体の水分が抜けた蜘蛛は凧のようにふわりと飛んで行ってしまいました。 教訓 地獄に行っても蜘蛛の糸で助けてもらうことはできないようです。
メールアドレス
パスワード
※書き込みにはメールアドレスの登録が必要です。
まだアドレスを登録してない方はこちらへ
メールアドレス登録
アドレスとパスワードをブラウザに記憶させる
メッセージを削除する
「●短編」一覧
オプション検索
利用者登録
アドレス・ハンドル変更
TOP PAGE