●短編 #0392の修正
★タイトルと名前
★内容(1行全角40字未満、500行まで)
昔(20年ぐらい前だろうか)村上龍が「気ままにいい夜」というトーク番組を やっていたのだが、村上龍が想像を絶するオベンチャラを言うので見ていて気が気 じゃなかった。 例えばロバートデニーロ出演の折には「タクシードライバー」のラストシーン (デニーロが人差し指をこめかみにあてて「ぷしゅーぷしゅー」というもの) を真似て「自分も編集者との会議などで言葉に窮するとこれをやるのだ」 などと平気で言う。 リアリー?とデニーロさんも驚いていたが。 その番組に榊原郁●が出た時だったのだが、例によってオベンチャラを のたまっていたのだが 「自分は昔『限りなき透明に近いブルー』という映画を撮ったのだが、 その時にプレイボーイだかのピンナップに郁●ちゃんのビキニが出ていて、 プロデューサーに「こんな女の子が使えたらいいのにな」と言ったら 「お前、この映画の予算、幾らだと思ってんだよ、こんな売れっ子 使えるわけないじゃないか」と言われたんだよ」と。 村上龍としては、郁●ちゃんはそんな雲の上のアイドルなんですよー、 というリップサービスの積もりで言ったのだが。 ところがそれを聞いていた郁●ちゃんの反応は 「えー、男の人ってあんな雑誌見るんだ。信じらんなーい」 とかなり激しい調子で軽蔑の視線を送ってきたのだった。 村上龍は、何でほめているのに怒られるのか、という顔をしていた ブラウン管の前の俺(当時素人童貞)も、 何いってんだこの女、自分で出ておいて。だいたい郁●なんて巨乳が売りで、 今だったらイエローキャブみたいなタレントじゃないか…と思ったのだが。 それから10年ぐらいたって俺はストリップ劇場での個室サービスによる 買春行為常習者になっていた。 或る日、北関東の劇場で「今日の個室サービス」(劇場の壁にはってある) というのを見ていたら、 1番ダイアナ 2番リンダ 3番●●花子…と日本人の名前がある。 「え、日本人も買えるんだ。たまには日本人とやってみるかなあ、 コロンビアの女は3千円だったが日本人はいくらなのか」 と思って、受付に行って訊いてくるかと思ったが、今ステージで おっぱいをもまれているのがまさにその●●花子なので、 直接聞けばいいやと思って 「お姉さん、いくら〜?」と聞いたら、 「何いってんのかしら、このお客さん、何いってのかしら」とえらい 驚いた様な声を出された。 「何驚いてんだ、この売春婦。壁に堂々と貼ってあるじゃないか」、 と俺は思ったのだが、 彼女が楽屋に引き上げた後に、遊び人でならしている常連客に言われた。 「おめーよぉー、たとえこの手の女でもみんなの前で、いくら〜 なんて聞かれたんじゃあ恥かしんだぜ。おめーはそれが分からないから 店外デートで失敗するんだよ」と。 その時に郁●ちゃんは恥ずかしかったんだ、と俺は理解したのであった。 それから更に10年ぐらいたって三浦俊彦なる作家が 「今日における売春は女性が自由意志でやるのだから職業として 認めてもいいのではないか」という意見を言ったのだが、 それに対して小谷野敦という作家が「自分は越谷大劇というストリップ劇場で 個室サービスを買った経験があるが、その女は 「私は踊り子なのに売春を強要されている」と言っていた、 従って現代においても売春の強要はある」云々言っていたのだが、 村上龍も小谷野敦も女の事を分かっていないと思ったのですね。 とにかく、あの時プレイボーイ(GOROかな)に載っていた 郁●ちゃんは恥かしかったんだ、と思って画像検索して見ると、 かわいく感じる。 やはり恥じらいはいいですね。
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