●短編 #0324の修正
★タイトルと名前
★内容(1行全角40字未満、500行まで)
(私のパソコンシステムだと、長文がアップロードできないようなので、 二つに分けました。) 10月28日(日) 1. 将棋大会(一日目: 第31回 全国視覚障害者将棋大会は、開会式に続いて、A級・B級、 それぞれの予選が行われ、4人一組の総当たり戦で、2勝1敗以上が 勝ち残り、1勝2敗は抽選によって一人だけ明日の決勝トーナメントに 進むことができる。 私はかろうじて2勝し、翌日まで首がつながった。 負けそうな相手に勝ち、勝てそうな相手に負かされたのは皮肉である。 2. 買い物: 将棋大会が行われている間、妻は松江から来たM君のお母さんと二人で、 有田焼の里を見学に行き、子供達の土産に、アニメキャラクターの焼き物 などを買ってきた。 私は、ホテルのみやげ物売場で、有田焼の飯茶碗と、唐津焼きの小皿を 買った。 3. 懇親会: 夕食は懇親会を兼ね、私の右に妻、左に東京のS氏が座った。 自己紹介を含めて一人ずつ挨拶したが、各々個性豊かな話し方・ ユニークな発言が多く、中でも、左隣のS氏が作った川柳は見事だった。 「佐賀で また 将棋が指せて 嬉しいの」 4. 風呂(その2): 今夜(28日の夜)は、各部屋に備え付けの風呂に入ったが、一般的な ホテルの洋式(狭い浴槽内でシャワーを浴びる方式)ではなく、タイル 張りの広い洗い場があり、温泉と同じ成分の熱湯が使えた。やっぱり 日本人はこういう風呂でなければ休まらない。 10月29日(月) 1. 将棋大会(二日目): 詳しいことは別の文章に書いたが、結果は私の惨敗に終わった。 わびしくも情けない。 2: 風呂(その3): 将棋で早々と負けてしまったので、昼過ぎに大浴場へ行ってみた。 男湯に一人だけ居た客が出ていった後、受け付けのおじさんが中まで 案内してくれ、露天風呂にも連れていってくれて、私は遠慮なく大浴場を 歩き廻り、露天風呂も心ゆくまで偵察した。 私は嬉野温泉の名前すら知らなかったが、成分は良質の塩泉で、あたかも 石鹸を塗ったごとくに体がすべすべになる。源泉の温度も高く、大変良い 温泉だった。 3. 特急〈みどり〉: 大会が早い時間に終了したので、予定より1時間前のバスに乗り、JR 武雄温泉駅に着いた。寂れた田舎の駅だが、列車の発着に合わせて結構 人ので入りが多い。 売店で6個100円のミカンを買い、例のカステラを食べた。 16時55分発の特急〈みどり〉は、百キロ前後のスピードで快適に 走り、佐世保線→長崎本線→鹿児島本線を経由して、一路博多に向かった。 4. 新幹線〈ひかり〉: 博多から名古屋までの直通列車は大部分が〈のぞみ〉で、ちょうど良い 時間の〈ひかり〉はこの列車しかない。〈のぞみ〉だと、ジパングクラブの 割引きが利かないのだ。 〈ひかり〉で名古屋までは4時間かかるが、昔に比べれば便利で速い。 昭和31年に、点字・珠算競技会で熊本盲学校まで来たときには、急行 列車に乗っても24時間かかったものだ。 5. 中央線と新守山駅: 名古屋駅の乗り換えがスムーズにいき、予定より1本早い中央線に乗れた。 新守山駅を下りると、「やっと我が町に帰ってきた」という安心感に 包まれるが、既に35年余、すなわち、人生の半分以上の年月、この駅を 利用しているのだ。 [2007年(平成19年) 竹木 貝石]
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