●短編 #0273の修正
★タイトルと名前
★内容(1行全角40字未満、500行まで)
50歳になった。俺が50歳。何だかうーんと言いたくなる感じ だな。二十歳ころ、50のひとをみると、おっさんというよりほと んどおじいさんとか思っていたように思う。自分とまったく関係な いひと。そんな感じ。自分が50歳になるなんて、思いもしていな かった。50の自分というものをイメージできなかった。それが5 0。 50になって思うことは。50歳は若いということ。落ち着いた 渋い中年などではない。二十歳のばかばかしさがそのまま続いてい るということ。ワタシ自身50歳にもなったらあるだろうと思って いた落ち着いた静かさなど全くない。だいたい50という自覚がな い。せいぜい30歳くらいの感じである。30くらいがずーと続い て今になっている。そんな感じでしかない。どう考えても50歳に ふさわしいような感じがない。 もっとも50歳が大人であるというのも錯覚かもしれない。よく 言われることだが、20になるのも初めての経験なら30になるの も、50になるのも初めての経験ということでは同じなのだ。我々 はよく分からないまま50になっている。そんなだから、50にふ さわしいような態度考えかたなど持てようはずがない。よくわから ず、うろうろしながら50になっているのだ。 50がそうなら、60歳になっても、70歳になっても、80歳 になっても、同じことなんだろうな。よく分からないままうろうろ しなががら70、80になるのだろう。中年になっても中年の自覚 をもてないように、老人になっても老人の自覚をもてないまま老人 になるのだろう。まあそれでもいいかなと思う。中年だから中年ぽ くしなければならないことはないし、老人だから老人ぽくしなけれ ばならないこともない。生きたいように生きやりたいようにやれば いいのだ。今までの世代は知らず、我々の世代はそうするしかない ね。ワタシはそうすると思うし。
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