●短編 #0229の修正
★タイトルと名前
★内容(1行全角40字未満、500行まで)
ワタシが卒業した小学校は北丘小学校という。そこの一期生であ る。北丘小学校は千里ニュータウンにある。街開きと同時に開校し た小学校で、ワタシはその6年に編入したというわけだ。何もかも 新しくぴかぴかだった。ワタシは5月くらいに編入したのだろうか。 そのときクラスはひとクラスのみ。そしてその生徒は10人くらい だった。ワタシが入った次の日にも生徒が入ってきた。その次の日 にも。次々生徒が編入してくる。街開きして、街に次々引っ越して きているわけだ。 卒業のとき生徒は42人になっていた。各学年一クラスのみの小 さな小学校だった。ちなみにそれから10年ほどで、各学年10ク ラスくらいになっている。校舎もどんどん建て増していった。それ が、現在ではまたひとクラス。小学校からも千里ニュータウンの盛 衰といったものがわかる。 卒業のとき、校庭にタイムカプセルを埋めた。2000年に開封 するということになっていた。ところがそれから何年かして、生徒 の増加のため校庭に新たな校舎が建った。あのタイムカプセルはど うなったんだろう。たぶん掘り起こして倉庫かどこかにしまわれた のだろうと思う。 そして2000年になった。けれどもタイムカプセル開封のお知 らせはこなかった。とっくに捨てられたか、あるいは倉庫で眠って いるのだが、それが何かすら忘れ去れているのか。 今でもワタシは千里に住んでいるので、ときおり小学校あたりを 散歩したりする。あの頃のことを思い出すこともある。あれからも う40年ちかくがたっているわけだ。42名の生徒のその後はどう なったんだろう。みんな元気でいるのだろうか。 何もかもすっかりセピア色の思い出のページになってしまったな。
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