●短編 #0208の修正
★タイトルと名前
★内容(1行全角40字未満、500行まで)
毎朝歩いている。ウォーキングというやつである。ワタシの住ん でいる町を一周するとちょうど30分。それを2周する。それで1 時間。ちょうどいいくらいの時間距離である。 最初のころはつらかった。歩いていてもちっとも面白くないわけ である。だからウォークマンを聴きながら歩いていたりした。それ で何とか気を紛らわして歩いていた。 あるいはいろんな事を考えながら歩いていたりもした。歩きなが らだと結構いろんな事を考えるものである。昔の哲学者も歩きなが ら考えたというが、それほど高尚なことを考えたわけでもないが、 とにかく、あれやこれや考えて歩いていた。 そんなことしてても、1時間が長く感じた。なかなか時間がたた ない感じがした。歩いても歩いても終わりがなかなか来ないような 気がしていたものだ。 それがいつからか、何にも考えなくても歩けるようになった。何 も考えずひらすら歩く。それができるようになった。そうなると不 思議なもので、あっというまに1時間が過ぎてしまう。時間の長さ を感じなくなっていた。 これはもう禅の境地ではなかろうか。歩行禅というのがあるそう だが、そんな感じもする。毎日歩きながら禅をしているみたいなも のである。そのうち悟ったりするかもしれないね。
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