●短編 #0199の修正
★タイトルと名前
★内容(1行全角40字未満、500行まで)
昔バイクに乗っていた。最初に乗ったのは18歳くらいだったろ うか。原付の免許を取って、ヤマハの中古のスポーツバイクを買っ た。もちろん50tである。白と青のツートンカラーのなかなかか っこいいバイクだった。当時は、今みたいに原付といえばスクータ ーという感じではなくて、いろんなバイクがでていた。ダックスな んかとてもかっこよくて、友達が乗っているのをあかず眺めたもの だった。ミニトレとかMR50とか、スポーツ車トレール車いろん なバイクがあった。 二十歳すぎて東京へいって暮らしていた。そのときもバイクを買 っている。ホンダのCB125T。ツインエンジンの125tのバ イクである。下の回転ではまるで力がなくて上までぶん回すとぐん ぐん力がでてくるバイクだった。超高回転型のバイクと言われてい た。 これに乗って東京から大阪まで走って帰ったことがあった。朝の 5時ころ家をでて大阪の家にに着いたのが夜の10時ころ。17時 間かかって走っていったのだ。不思議と気分が高揚していたのか、 疲れたという感じはなかったように思う。若かったのだ。125t だからもちろん高速道路を使ったわけではない。国道1号線をずー と走っていった。国道1号だから相当いい道路かと思っていたが、 舗装が悪いところもあり狭いところもありで、かならずしもいい道 路ばかりではなかった。でもさすがに迷うようなところはなくて、 すんなり大阪までいくことができた。 タイのチェンマイでナナハンに乗ったこともある。ナナハンとい うのは750tのバイクである。今は1000tだ1300tだと いうでかいバイクがいくらでもあるが、ワタシの若い頃は安全のた めと称して国内では750tまでのバイクしか売ってなかったのだ。 そしてそれを750tから、ナナハンと呼んでいた。チェンマイの レンタルバイク屋でナナハンを借りて乗った。さすがにもの凄いパ ワーである。でも、大きく重くパワーがあるバイクがかならずしも 面白いとは限らない。ワタシなど何だかバイクに乗せられているだ けみたいな感じがして、そう面白いとは思わなかった。ワタシの好 みは、コンパクトで軽く小さなパワーのバイクをうまく操って走る ことのようである。せいぜい250tくらいまでのバイクの方が、 操っているという感じがして好きだな。 今現在はバイクにはまったく乗ってない。また乗る計画もない。 たしかにバイクに乗ってさっそうと走ったら気分いいだろうなとは 思う。でもその気分の良さとうらはらのリスクを考えると、とても 乗ろうという感じにはならない。つまり怪我したり死んだりするリ スクである。ワタシの知っているバイク仲間が何人も死んだり怪我 したりしている。車いす生活になってものもいる。ワタシがそうな らなかったのは、ほんのちょっと運がよかったからにすぎない。何 度もひやっとする場面にでくわしている。バイクに乗る気分よさと そのリスク。今のワタシにはリスクのほうが大きい。 それにバイクに乗るのは自由な気分を楽しむということがある。 自分の力で判断でバイクを走らせる。風を切って進むのは、とても 自由という感覚がある。その感覚を味わうためにバイクに乗るとい うのが、ワタシの場合あった。でも今では、べつにバイクに乗らな くても、そういう自由な感じを味わっている。ワタシの毎日の生活 は、自由な感じの生活である。だから特にバイクにのってそれを味 わう必要がない。 それやこれやで、ワタシはもうバイクに乗ることはないと思う。 ワタシとバイクの関係は、もうずーと前に終わっていたのである。
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