◇フレッシュボイス過去ログ #9147の修正
★タイトルと名前
親文書
★内容(1行全角40字未満、500行まで)
NHKBSプレミアムで放送のドラマ「江戸川乱歩短編集2『人間椅子』」を録画視 聴。ネタバレ注意です。 この原作小説は当然ながら読んでおり、記憶もさすがに鮮明です。で、観る前に疑問 に思ったのが、どうやって明智小五郎を絡めてくるんだろう?ということ。このドラマ で明智小五郎を演じる俳優は、今回もキャストに名前が挙がってるし、その一方で、原 作小説をなるべく原作通りに映像化するのがこのシリーズのコンセプト。どう料理する のか、お手並み拝見――。 答は簡単でした。いつも明智小五郎を演じていた俳優が、今回は別の役をやった、た だそれだけ。うーん。 さて、本作は文章で読んでこその味わいが強くあって、映像化は結構難しいんじゃな いかと想像していましたが、ドラマでもかなりうまく表現していたのではないでしょう か。原作をそのまま読み上げる台詞は仕方ないので、どんな画を作るかにかかってくる 訳ですが、なかなか面白い表現を採用していたのではないかと。まるでバラエティ番組 「タモリ倶楽部」のオープニング&エンディングに、AVの企画物をプラスしたかのよ うではありましたが、ユニークだったのは確か。そのインパクトで、実際のところは 「人の肌の感触が伝わってくるのは無理があるだろう」って突っ込みを(ある程度)抑 えられたように思います。 気になったというか、意図の分からなかったシーンが一つ。序盤、手紙を受け取る立 場の女性が、椅子に腰を下ろしている場面で、椅子と女性の間にもう一人人間が挟まっ ていましたが、あれはネタバレ覚悟でこのまま貫くのかと思いきや、じきにいなくなっ てしまい、意味不明な演出になったような。もう少し手紙を読み進めた半ば頃に、女性 の想像の具体化として、人間が一人挟まっているという画であれば、まだ分かるのです が。 そんなこんなで、シーズン2ではこの『人間椅子』が一番よかったかな。試みとして 際立っていた。 第三シーズンが作られるとしたら、そして明智小五郎が登場しない短編でもよいのな ら、「恐ろしき錯誤」「算盤が恋を語る話」「火縄銃」辺りはどうかしらん。長さ的に 合うのか分かりませんが。 ではでは。
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