◇フレッシュボイス過去ログ #9102の修正
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BSジャパンで放送のドラマ「人形佐七捕物帳」第四話『恋の通し矢』を録画視聴。 ネタバレ注意です。 町の弓道場の後継者候補として、二人の男が争っていた。一人は道場主・逸見の長 男・信一郎、もう一人は一番弟子の貝塚で、貝塚は逸見の長女・楓と恋仲でもあった。 後継者は大矢数の通し矢という、一昼夜弓で的を狙い、射通した矢の多い方を勝ちとす ることで決める。勝負の前日、二人が逸見や楓、矢取り役の東らの前で練習をしている 最中、信一郎が突然倒れ、じきに死亡してしまう。大矢数は長時間の勝負になるため、 途中で粥をすするのだが、その椀からトリカブトの毒が出た。練習中、椀に毒を入れる ことが可能なのは、同じ台に手を伸ばすことのできた貝塚しか考えられない。だが、毒 の検出された椀は、そもそも貝塚の家紋が入った方で、信一郎は間違えて相手の椀を口 にしてしまったらしい。狙われたのが貝塚だとしたら、一帯誰がどうやって毒を椀に入 れることができるのか? ――中盤に差し掛かる手前辺りの粗筋がこんなところ。推理物らしい、毒殺の謎を前面 に押し出した展開で、大いに興味を惹かれました。 が、その後の謎解き過程は腰砕けもいいところ。演出上、犯人がばればれなのは仕方 ないにしても、トリック解明のくだりがいただけない。終盤になって突如として出て来 た証言により、被害者にはある癖があり、それを利用した毒殺だったと分かる。ここは どうあっても、伏線としてもっと前に示さなければ。いや、一応、ドラマが始まってす ぐにその癖をやっているシーンはあったんだけど、遠目からで何をやっているのか分か りづらい。分かるように写すと、この弱いトリックがトリックとして成り立たないから だろうけど、いかにもせこい。だいたい、この場面、原作小説ではどう描写してるんだ ろう? 文字にすればさすがに見え見えになると思うんですが。 それと、佐七が犯人を訪ねて、とある証人が弓矢で襲撃されたことを告げる場面があ りましたが、証人は死んではいないのに佐七は何故か死んだと告げてた。この直後に、 犯人は決定的なことを口走ってぼろを出すのですが、その前の段階で何で佐七は嘘を伝 えたのか。ドラマ的には犯人は確かに怪しいのだけれど、ちゃんとした捜査として捉え るのなら、この時点でこんな大胆な引っかけをするのは早すぎるような。 ではでは。
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