◇フレッシュボイス過去ログ #9096の修正
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BSジャパンで放送のドラマ「人形佐七捕物帳」第三話『角兵衛獅子』を録画視聴。 ネタバレ注意です。 一話と二話は観ていません。一応、原作はミステリの分野に入る著名作品なので、期 待感はあります。主役を演じる要潤が軽く、NHKの歴史バレエティドラマ「タイムス クープハンター」のイメージが強いことが気になりますが。 煙草屋の柳屋から百両の金を盗んだとして捕まった、角兵衛獅子のなりをした幼い兄 弟。それは濡れ衣だったのだが、番屋の七兵衛は決まりに従って兄弟を番屋の羽目板に 括り付ける。だが、いつの間にか兄弟は消えてしまい、柳屋も突然、盗みの件は不問に すると言ってきた。それから一年後のある夜、佐七は角兵衛獅子姿の兄弟を目撃して追 い掛けるが、番屋に通じる道を折れたところで見失う。番屋には七兵衛と侍の松原がい るばかり。首を捻る佐七に、七兵衛は一年前のことを話して聞かせ、兄弟の幽霊が出た のではないかという。佐七は柳屋の行動に不審を感じ、調べてみることに。折しも、柳 屋に頻繁に出入りしていたやくざ者の富五郎が殺されるという事件が起きた。噂を総合 すると、富五郎は柳屋から金を脅し取っていたようだが、ではその脅迫ネタは何なの か。――この辺までが中盤。 私がずっと引っ掛かっていたのは、登場人物の多くが角兵衛獅子の兄弟を幽霊と見な している点。兄弟は死亡が確認された訳ではなく、姿を消しただけ。まあ生き霊という 考え方もあるでしょうけど。番屋への道すがら兄弟が消えたのも、幽霊と断定するには 弱い。探そうとしない、つまり手品で言うところの改めがないから。なのに当たり前の ように幽霊説を受け入れているのには、どうにも乗れなかった。通り一遍でもよいか ら、何らかの検証を経て幽霊説に至る流れが欲しい。 事件の解明に関しては、時代が時代なので証拠の弱さは仕方がないとしても、犯人を 疑うきっかけが短絡的に過ぎないか? ある人物の着物にちょっとした引き裂き痕があ り、犯行現場の壁に打ってあった釘と高さが一致するから、というだけでは弱いし、魅 力に欠ける。 要潤の演技は、わざとなんでしょうけど、かなり強い癖が付けてありますね。都市伝 説芸人?の関暁夫、あの喋りを連想させる台詞回しが何ともむずがゆい(笑)。 ではでは。
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