◇フレッシュボイス過去ログ #9021の修正
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島田荘司の推理小説『占星術殺人事件』のメイントリックが、中国のドラマ「少年包 青天」に無断使用されていると思しきことが話題に。 寡聞にして知りませんでしたが、ミステリファンの間では以前からかなり有名だった とか。この「少年包青天」を検索しても、日本語のページでは粗筋が分かるようなとこ ろはほとんどなくて、よく分からない。“隠逸村之謎”っていうエピソードがトリック 無断使用した話っぽいけれど。 それにしても、何度も他人に使用されるあのトリック、裏を返せばそれだけ素晴らし いということかしらん? 私はファンタジー作品での応用として、死んだ一人が生き返 るという改案を考えたけれど、さすがに書けない。 通常、ミステリ作品におけるトリックがそれのみで大きな価値を持つことはないけれ ども、例外はある。その多くはない例外の一つが、『占星術殺人事件』のメイントリッ クなんだと思います。 日本テレビ系のドラマ「遺産相続弁護士柿崎真一」第八話を録画視聴。ネタバレ注意 です。 うーむ、今回はおふざけというか、勢いと嘘でしれっと押し切ったようなエピソード だった。特に、死んでない人を死んだことにして葬儀を公に執り行うなんて、相当な工 夫が必要なはずだけど、その辺の説明は一切なし。しかもその作戦を採るには些か根拠 の弱い推理だったし。狐と狸の化かし合いめいた話を成立させるには、もっと冴えたア イディアを物語の核に据えないと、無理ばかり目立つなあ。 殺人の容疑を掛けられた柿崎が、一旦捕まりながらあっさり抜け出して、そのあとも 自由に調査を進める流れにしたって、ジョークにもならない適当さを感じた。 まあ、エピソード的には、レギュラーキャラの歯科医が絡んでおり、ある意味決着し た訳だから、悪くはないんでしょう。柿崎がラストリクエストに応えられなかった(応 える必要があまりなかったとも言えますが)初のエピソードとしても記念碑的なもの。 それだけに、もっと内容面でがんばってほしかった。 ではでは。
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