◇フレッシュボイス過去ログ #8925の修正
★タイトルと名前
★内容(1行全角40字未満、500行まで)
作品を仕上げるつもりが、結構大きなミスが見付かって、とりあえず延期せざるを得 ない状況に……。orz そんな訳で今日の書き込みも、本の感想を棚卸し。 本の感想>『オペラ座の美女』(鯨統一郎 光文社)8/2330 “森へ抜ける道”という名前のバーを舞台に、毎週金曜日、集まる面々。ライターの 山内、探偵の工藤、バーのマスター島による「ヤクドシトリオ」に、アルバイトの板東 いるか、そして大学院生の桜川東子らがビールを酌み交わし、肴に舌鼓を打ちつつ、い つの間にか話題に上った殺人事件を、オペラに見立てて謎解きする。 バー・ミステリのシリーズ短編集。 いつの時代の話なのか、イメージがぼんやりとしていて、しっくり来ない。 酒飲み話で出て来る音楽の話題は、昭和二十年代からのレコード大賞やヒット曲をな ぞってるし、駄洒落は古いのも現代ネタも頻繁出て来るし、死語はそれこそふんだんに 使われているし、扱う殺人事件は終戦からあまり年月が経ってない頃の印象を受ける。 殺人事件をオペラに見立てるという趣向はいいとして、事件の謎解きが些か頼りな い。オペラになぞらえるとうまく解釈ができるというだけで、それが真相である根拠が 薄いような。事件そのものにも、ミステリ的な魅力が欠けており、いまいち退屈。さし て難事件には見えず、警察が乗り出しているのに未解決のままというのは納得しがたい し。 バーとオペラを活かそうというのが先にあり、そこに事件を押し込んで、強引にミス テリ仕立てにしたように思えた。作者らしいユーモアやギャグも、今回は空回り度が高 い気がする。 ではでは。
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