◇フレッシュボイス過去ログ #8884の修正
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その前に。 今日は宿にいて、そこからネットに接続しています。大丈夫とは思いますが、念のた め、パスワードを使わないでゲスト書き込みにします。 本の感想>『貴族探偵』(麻耶雄嵩 集英社文庫)16/5452 山荘で社長を自殺に見せ掛けて葬ろうと、現場を密室に仕立て上げる犯人だが、アク シデントにより、痕跡が残ってしまう。犯人が次に取った行動は……(「ウィーンの森 の物語」)。頭部と両腕を切断された女性の他殺体。切断部を埋めるところを目撃され た男が容疑者として浮上するも、鉄壁のアリバイが(「トリッチ・トラッチ・ポルカ 」)。友人に海外旅行をドタキャンされ、彼氏の家を訪ねると浮気現場に出くわし、山 道を車で走っていると目の前に巨石が転がり落ちてきた。巨石があったと思しき家に出 向くと、面識のある作家が死体になっていた(「加速度円舞曲」)。 捜査に当たる警察の前に、貴族探偵と称するやんごとなき家柄の男がふらりと現れ、 使用人に推理をさせて解決してしまう。異色の名探偵?を主人公に据えた短編集第一 弾。 上記粗筋では触れませんでしたが、「こうもり」がベスト。これを読んでいるときに 心理的に乗れない状態だったため、休み休み読んでしまったのですが、それを激しく後 悔したです。作者の仕掛けに気付かず、分からないまま読了してしまうところでした。 ネット上で解説を見付けて、やっと理解した。普段の状態で読んでいれば、自力で気付 けた(驚けた)と思うので、勿体ないことしたなあ。 もう一作触れなかった「春の声」は、勘繰りすぎて、推理が空振りしてしまいまし た。こっちの方は、収録作の中では下位になるかな。 それでも、全五作とも優れた着想に基づいた、しかも本格について充分意識して書か れた傑作揃いと言えます。 ではでは。
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