◇フレッシュボイス過去ログ #8770の修正
★タイトルと名前
★内容(1行全角40字未満、500行まで)
・『シュークリーム・パニック Wクリーム』(倉知淳 講談社ノベルス) 9/3330 メタボ解消セミナーに参加した四人の男は、インストラクターから三日間の絶食を申 し渡された。その苛つく指導法から参加者らが怒りを募らせる中、封印された冷蔵庫か らインストラクターが楽しみにしていたシュークリームが消えた(「限定販売特製濃厚 プレミアムシュークリーム事件」)。真紀の自宅に何日かおきに現れる猫。それは彼氏 である刑事が担当する事件に関係していた。容疑者は秘密の番号を、猫に託したらしい のだが(「通い猫ぐるぐる」)。オークションで二百万の値が付いた色紙。それを狙う 怪盗からの予告状が、所有者の郵便受けに投げ込まれる。出馬した名探偵が最後に指摘 する意外な犯人とは(「名探偵南郷九条の失策 怪盗ジャスティスからの予告状」)。 第一回本格ミステリ大賞受賞の作者が描いた、「呑気で明るい本」。 うーん。寒い。笑いの部分に関しては寒いとしか言えない。この寒さは霞流一や東川 篤哉に並ぶ。各タイトルが先行作品のもじりになっているけれど、充分に活かされては いない。同じ作者の猫丸先輩シリーズの方が、普通に笑えたような。 ミステリとしての内容も、笑いほどではないにしても、お寒い感が。「限定濃厚・」 のロジックはそれなりに魅せてくれるけれど、落ちは予想が付くもので、肩透かし。 「通い猫ぐるぐる」は、思い付きとしては面白い。でもそれが唯一の解ではないだろう し、何よりもストーリーが単調で、水増し感が強い。「名探偵南郷九条の失策」は、ト リックの使い方は面白いものの、ばればれだった。種明かしの遙か前に察しが付いたの で、作者の工夫を探す楽しみはあったけど。 表紙イラスト詐欺(笑)も気になる。こんな女学生みたいなキャラ、どこに出て来る んだと。 ということで、寒いギャグが暖冬にぴったりな話かもしれません(爆)。 ではでは。
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