◇フレッシュボイス過去ログ #8670の修正
★タイトルと名前
★内容(1行全角40字未満、500行まで)
CSのテレ朝チャンネルで放送の松本清張ドラマ「証言」を録画視聴。一九八四年に テレビ朝日で地上波放送された物で、柳生博が主演です。 何度か映像化されており、ご存知の向きも多いでしょうが、粗筋をざっと書くと―― 柳生博演じる課長の石野は妻子のある身ながら、同じ課の女性社員梅谷と不倫関係を持 っていた。ある夜、梅谷の自宅アパートを出たばかりのタイミングで、石野は顔なじみ のセールスマンとすれ違い、声を掛けられたので思わず挨拶を返してしまった。その 後、セールスマンは主婦殺しの容疑を掛けられ、アリバイとして石野とすれ違ったこと を主張する。しかし不倫を隠したい石野は、主張を否定する証言をした。追い詰められ たセールスマンの妻は、必死になって夫のアリバイ証明を試みる。やがて石野と梅谷の 関係に気付き、アリバイを証言して欲しいと改めて頼むが……こんな感じ。 人物の関係や行動などは、現代でも充分に通用する設定だと思いますが、原作は一九 五八年発表とのことで、現代の視点で観るとさすがに無理を感じる点が多々ありまし た。防犯カメラや携帯電話が当たり前のように普及した現代だと、このストーリーは成 り立たない気がする。個人情報も、こんな簡単に教えてもらえるとは思えないし。もち ろんそれは作品の瑕疵ではないし、むしろそれでもなお視聴者を引き込むストーリーに なっているのは、凄い。 時代性とは関係ないところでどうかな?と感じたのは、まず、主役に柳生博を起用し たこと。四十代後半にして課長に昇進し、出世コースに乗ったという説明があるんです が、どうもぴんと来ない。調べてみると、ドラマ製作時点で柳生博は四十七歳でぴった りなんですが、外見のおかげでもっと年上に見える。そのため、定年間際に課長にやっ と昇進できた人って風に映ったです。あ、当時の二時間ドラマのお約束(ノルマ)だっ たんでしょうが、柳生博と市毛良枝によるベッドシーンが取って付けた風で、正直邪魔 だった。 あと、セールスマンの妻が、登戸駅周辺で独自に聞き込みを行うシーンがあるのです が、駅員に話を聞いた際の駅員の反応が不自然だった。だって、それ以前に刑事が聞き に来てるに違いないのに、そんな気配は一切なし。他にも、細かい点では注意を欠いた 演出があったように思えたのは、残念でした。 ではでは。
メールアドレス
パスワード
※ゲスト書き込みはアドレスGUEST,パスワードなしです。
※まだアドレスを登録してない方はこちらへ
メールアドレス登録
アドレスとパスワードをブラウザに記憶させる
メッセージを削除する
「◇フレッシュボイス過去ログ」一覧
オプション検索
利用者登録
アドレス・ハンドル変更
TOP PAGE