◇フレッシュボイス過去ログ #8655の修正
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BS朝日で放送された松本清張ドラマ「張込み」を録画視聴。二〇〇二年に地上波で 放送された分の再放送です。 二〇一一年に放送されたTBS版とは、趣を全く異にする雰囲気のドラマでした。ほ んとに同じ小説を原作にしてるのか?と思えるほど。 まあ、主演が前者はビートたけし&緒形直人、後者は小泉孝太郎という時点で、かな り違うことは想像が付くのですが、それにしても。 まず、張り込みに当たる人数からして違う。二〇〇二年版はたけしと緒形の二人、二 〇一一年版は小泉一人で張り込みをする。普通は複数名が交代で当たるものだろうか ら、TBS版には色々と違和感を覚えたもんです。 舞台となる地方も変えてありましたが、それぞれ違和感なし。しかし、ストーリー展 開はまるで違った。張り込む場所、逃亡中の犯人の立場や犯した罪、刑事の人間関係、 女が犯人と会うまでの交通手段、その他諸々に結末まで。比較すると、二〇〇二年版の 方がハードな内容に仕上がっていた。二〇一一年の方は全体にウェットな感じが漂う、 というかそう意図して作ったんでしょうけど。誰に主眼を置いて描くかによって、ドラ マの作風がこんなに変わるのかと、妙に感心したり。 世評は多分、二〇〇二年版の方が高いんじゃないかと想像しますが、注文がなくはな い。二〇〇一年を舞台にしながら、昭和を感じさせる場面が満載で、でも捜査に関して は当時最新の機械が出て来るので、バランスが悪いように映ったです。 また、特に問題だと感じたのは、終盤の犯人を確保する寸前のシーン。ビートたけし 演じる柚木刑事は、どんなタイミングを待っていたのかがよく分からなかった。そして 緒形直人演じる下岡警部、ここまで刑事としてだいぶ成長して来たなあと思ってたの に、最後の最後でこんなミスをしでかすか? 台無しになったな〜。事件解決後の描写 にしても、下岡の独りよがりに陥っている印象が強く、感動には至らず。 私、実はこの原作小説をちゃんと読んでいません。全く違うドラマ化を観て、内容を 確かめたくなった次第。 ではでは。
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