◇フレッシュボイス過去ログ #8509の修正
★タイトルと名前
親文書
★内容(1行全角40字未満、500行まで)
オープン講座の続きです。 入ってみると、部屋(ホール)は、よくある(と思う)大学の大教室とはや や違い、横に広い空間といった印象を受けたです。すり鉢状ではあるけれど、 角度が緩やか。席は詰め込み気味。一部新幹線の座席みたいに、脇からテーブ ルを引っ張り出すタイプでした。前方に黒板代わりのスクリーンがあり、そこ へ映像を投じて授業を進める。 講師は明治大学教授の石川幹人という人で、プロフィールによれば、一般向 けの著書も結構出してます。パフォーマーがマジシャンの上口龍生。この講座 は、最初の一時間で、不思議さを感じる仕組みやだまされやすさ等を心理学の 側面から解説し、残り三十分はマジシャンによる実演という構成になっていま した。 以下、受講者のことを客と記述します、多分(笑)。ご了解を。 講義の部分はレポでは飛ばそうと思ってたんですが、講師の人がマジックを 交えながら進めるので、端折りつつ記録しとこう。最初に、「記憶」。その不 安定さ・変化しやすさを示す例として、トランプの絵札五枚を使った有名なマ ジックを図説。五枚の絵札の内の好きな一枚を覚え、十秒後に四枚に減った絵 札を見ると、自分が覚えた絵札だけが消えている!というやつ。人間は、自分 が選んだ一枚以外はわざわざ覚えようとはしないものだ、ってことですね。 次に、「注意」。人間の注意力は、<動き>と<視線>と<指差し>でコン トロールされる。<動き>というのは、急な変化よりもゆっくりした変化の方 が、気付きにくい。アハ体験で有名になった、写真画像の一部が、徐々に変化 していくのを見付けようっていうあれです。次に<視線>とは、人間は、相手 の目が向いた方を、つい追ってしまうっていう話。ここので事例はスポンジボ ールを使ったマジック。マジックにおける誤誘導の重要さがよく分かる演目で す。さらに、人間は写真が対象だと、平面でも立体的に解釈しようとしてしま う。その性質を利したのが、“お面錯覚”。ご存知の方も多いでしょう、お面 を横方向にぐるりと回転させる様を見ていると、裏表の区別が付かない&回転 方向が逆に感じる、というもの。お面の裏はへこんでいるのに、脳が「顔は立 体的な物だ」と勝手に判断するせい。三つ目の<指差し>は、他者との注意共 有で……長くなるので割愛します(汗)。 あとは、因果推論。スポンジボールが小さなウサギの人形に分裂するマジッ クをやって、ボールからウサギが生まれたのを呪術のせいと思うか、種がある んだと思うか云々。ことの前後で因果関係を推測して、そこに理解しがたい段 階があると、不思議さが生じるってな話。 ここまでが、“講義”でした。図や実例が豊富で、話も分かり易い、よい講 義だったと感じました。 次回はマジシャンの実演を。 ではでは。やっと一日2書き込みできた。
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