◇フレッシュボイス過去ログ #8476の修正
★タイトルと名前
★内容(1行全角40字未満、500行まで)
・『落日のコンドル』(霞流一 早川書房)14/6332 暗殺を生業とする殺し屋集団「影ジェント」は、どんな依頼でも請け負う。 今回、峰久保らのグループが受けたのは、豪華客船のオーナー殺し。牙留島光 をその客船のテストクルーズ中にやるのだ。ただし、簡単にはいかない。牙留 島光の方も、影ジェントに依頼をし、守りを固めているのだ。また、牙留島光 の左手首を影ジェント本部に届けた者が特別ボーナスを受け取れるとあって、 仲間同士でも信用ならない。 無関係の船員達を眠らせた船内で、殺し屋同士の対決は必至の状況下、行動 を開始した峰久保ら十人のグループだったが、いきなり一人が死体となって見 つかる。加えて、自動操縦の客船は天候悪化により、六時間後の座礁がほぼ確 実と分かった。そこへ現れたのは、腕利きの殺し屋・コンドル三兄弟。彼らの 空中殺法に、峰久保らは大苦戦。タイムリミットまでにターゲットを殺害し、 その左手首を手中にするのは一体誰だ? こうやって書くと、非現実的なアクションがメインの物語のように思えるで しょうが、どうしてどうして、きっちり本格ミステリの展開になります。そし て、バカミスと称して差し支えない、とんでもトリックも炸裂します。だまさ れたと思って読んでみて、だまされてください(笑)。 ただし、文章は好き嫌いがはっきり分かれそう。決して巧いとは言えません し、やたらと繰り返したり説明的だったりと、癖があります。しょーもないギ ャグも満載です。それらを辛抱して、最後まで読む価値は、まああると思いま すが。 一箇所、気になったのは、殺し屋のメンバーの一人が、一時的に全く描写さ れなくなる点。記述者役でもある峰久保のメモからさえ抜け落ちていて、何ら かの叙述トリックが仕掛けてあるのかと警戒したのですが……どうやら何もな かった模様。紛らわしいというかミスだとしたら、早く直してほしいもんです。 ではでは。
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