◇フレッシュボイス過去ログ #8409の修正
★タイトルと名前
★内容(1行全角40字未満、500行まで)
・『ふり向けば霧』(笹沢左保 祥伝社文庫)14/5441 ※フェアな記述のために本書裏表紙の粗筋を引用します。 時効成立まで一年半――。殺人犯として逃亡中の身で あるが、十三年半ぶりに上京を決めた芙美子は、機中 で、自分が殺した女性の夫・八ツ橋待彦に出会った。 だが、意外にも待彦は、芙美子の逃亡援助を申し出た のだった。やがて二人は愛し合うようになるが、再び 殺人事件が発生し、待彦にその容疑がかかった。彼の アリバイを証明できるのは芙美子だけだった……。 上記粗筋について二点、気になることが。一つは待彦という表記。作中では、 八ツ橋あるいは八橋待彦と表記することはあっても、待彦のみの形では用いて いなかったように思います。ここは粗筋も八ツ橋で統一した方がよいのでは。 もう一つは、待彦のアリバイ証明云々の箇所。確かにそういう流れになるもの の、あっさりと通過する感じで、拍子抜け。本作の焦点はそこにはないとは言 え、この書き方では誤解を生みかねません。 その他の内容に関しては、仕掛けがシンプルながら、うまく決まったんじゃ ないかと。現代の科学捜査の前ではさすがに厳しいものがありますが、当時な らぎりぎり成り立つのではないでしょうか(詳細かつ執拗に調べれば、当時で もすぐさま露見する可能性はあるかと思います)。偶然頼みのところもありま すが、人物の不自然な動きも、こういう裏があったのならまあ納得できる。 文章は、前に読んだ『三人の登場人物』と同じく、単調さが否めなかったの ですが、後半に入ってぐっとよくなったような。締め切りが重なって忙しい時 期とそうでない時期にそれぞれ書いたら、こんな風になるのではと妄想してし まったです(汗)。 ではでは。
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