◇フレッシュボイス過去ログ #8167の修正
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・『ブロンズの使者』(鮎川哲也 創元推理文庫)14/5441 新宿の超高層ビルの屋上に設けられた部屋で、住人の女流推理作家が死ぬ。 ペーパーナイフが胸に突き刺さったまま死んでいるところを、訪ねてきた編集 者に発見されたのだ。死亡推定時刻と降雪記録により、死亡時、現場は密室状 態だと判明、その死は自殺と判断される。だが、不可解な点もあった。死亡推 定時刻の約一時間後、現場に電話を掛けた友人の証言では、死んだ作家が電話 に出たという。加えて、落語が聞こえたとも(「マーキュリーの靴」)。展望 台の高さでは東京タワーよりも高いのが売りのタワー東京。その展望台に一人 で上がった女性が、いつまで経っても降りてこない。仲間がどやどやと様子を 見に行くと、そこに女性の姿はなく、彼女の荷物があるのみだった。タワー下 には女性の着ていた上着が落ちていた。が、遺体の類はどこにも見当たらない。 彼女は宙に消え失せたのか(「塔の女」)。 銀座の会員制バー三番館のバーテンが安楽椅子探偵ぶりを発揮するシリーズ 短編集第三弾。 安楽椅子探偵物として定評のあるシリーズだけあって、読み応えはあります。 表題作が一番呆気ないのは、ご愛敬か。バーテンダーが出馬しなくても、じき に誰かが真相に気付きそうな手掛かりでした。 先に粗筋を記した二編は、このシリーズとしては毛色の変わった本格ミステ リ色の濃い設定。それぞれ、本格ミステリとしては非常にオーソドックスで、 悪くはないものの、バーテンダーに解かせるよりも、同じ作者による名探偵・ 星影龍三郎の方が向いている感じでした。 他には、「相似の部屋」も本格テイストが強いかな。タイトルでネタの半分 を割っている気がするけど……そこを含めて、引っかけとも言えなくもない。 全体では、若干、単調な話もあるものの、謎解きを楽しめるレベルの作品が 揃っていると思います。 ではでは。
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