◇フレッシュボイス過去ログ #8049の修正

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　ＷＯＷＯＷで放送された映画「パーフェクト・プラン　完全なる犯罪計画」 を録画視聴。２０１１年アメリカ合衆国。ややネタバレ注意。 　まず、ＷＯＷＯＷのプログラムガイドにあった粗筋を、引用させてもらいま す。 ＜保険セールスマンのミッキーは、老男性ゴルヴィーが持つ古いバイオリンに １００万ドル以上の価値があると知り、だまし取ろうとするが、予期せぬ事態 に巻き込まれる。＞ 　これに興味をひかれ、録画を決めたんですが、観始めると、どこまで本気で 作ったのか分からないような、コメディ風味の展開が続き、ちょっと違和感を 覚えたです。途中から１．５倍速で観るようにし、物語はややシリアスになる ものの、今度はスリラー趣味の色が濃くなってきて、サスペンスだけは盛り上 がる。バイオリンをだまし取る計画は、元からかなり強引でしたが、確かに予 期せぬ出来事で、意外な方向に転がり始める。 　邦題と粗筋から、てっきり、コンゲームの面白さを期待していたため、これ は外れだったなあという思いを抱きつつも、最後まで観る。と、最終盤に来て ――凄い。詳しくは語れないし、瑕疵もある気がするのですが、とにかくそれ までの不満が吹っ飛ぶくらいのものはありました。 　同じくＷＯＷＯＷで放送された映画「フライト」を録画視聴。これもプログ ラムガイドから粗筋を引用します。 ＜奇跡的な緊急着陸を成功させて多くの人命を救い一躍国民的ヒーローとなっ たパイロット。だが、血液中からアルコールが検出されたことにより、一転、 糾弾され苦境に立たされる。＞ 　こちらには裁判物としての面白さを期待して観始めましたが、違ってました。 粗筋からはパイロットがあらぬ疑いを晴らすために裁判を戦い抜く物語を想起 したのに、ヒューマンドラマでした。はっきり言って、これは粗筋がよくない。 日本公開当時も同様の粗筋で紹介されたそうで、観客の半分ぐらいは肩透かし を食らった気になったんじゃないでしょうか。デンゼル・ワシントンらの演技 のおかげもあり、魅せるドラマにはなっているけれど、肩入れのできない主人 公だし、冷めた気持ちで見てしまった。 　ではでは。
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