◇フレッシュボイス過去ログ #7976の修正
★タイトルと名前
★内容(1行全角40字未満、500行まで)
読みました〜。 読み始めてしばらくすると、引っ掛かる表現の多さにしばしば立ち止まりま した。過剰なほどの「〜ような・ように」の多用や、繰り返される同一もしく は類似の形容表現に、戸惑ったほど。 ですが……気にしないことにした。 舞台劇を意識して書かれたようだし、それを思えば、判で押したかのごとく の「〜ような・ように」は、舞台で演じる際の注意や指示と見なせる。形容表 現が同じなのも、その人物が登場したことを表すのにふさわしいとも言えなく もない、多分。 てことで、まずは、上記以外で、すーっと読んでいて気になった箇所や引っ 掛かった箇所を挙げておきます。 なお、例によって引用部はこちらの都合で加工をする場合がありますが、ご 了承ください。 @@引用開始(指摘付き)@@ モンタギューと、キャピュレットは、一瞬眼差しを交わしたが、何も言わずに うつ向く。 ↑本来は「俯く」 建物の影となり薄暗い路地で商う露店商の商品は、出事の怪しげな武器であった ↑「出自」? その無数の花火が炸裂するただ中のような空間で、スーポーツカーのように優美 ↑「スポーツカー」 「おまえの愛は、どこにある? 愛するおとこは、いるのか?」 「いてます」 ↑急に関西弁みたいに ロミオは、目を見開いた、 ↑読点じゃなく句点では? マキューシオは、うんざりしたようにロミオの身体を脇にそかそうとした。 ↑「どかそう」? ティボルトは、まだ銃を構えたままだ。 ↑「まだ」連続使用−−−−−−−−↓ マキューシオを殺した銃弾を放ったホワイトホースはまだ熱っを失っておらず、 ↑余分な「っ」 ロミオの瞳が、昏くつりあがった。 ↑瞳はつりあがらないと思いますがこれでもまあいいのでしょう。 あるいは瞳と書いて「め」と読ませるとかでしょうか? ロレンツの問いに、うめような声をあげたジュリエットは、顔をあげる。 ↑「うめく」? ィを駆ってそのおとこが村にたどりついた時には、既に夜が開けつつあった。 ↑「明け」? 腕が契れ、胴が内蔵を撒き散らし、吹き飛ばされた足が転がる。 ↑ ↑「内臓」 「千切れ」? @@引用終了(指摘付き)@@ 内容について。 『ロミオとジュリエット』のノワール版といった趣? ちょっと違うか。 私、『ロミオとジュリエット』をまともに最後まで観賞した覚えがなく、ス トーリー展開とその本質が、本作と原典とでどう違っているのか、把握できて いません。が、エッセイなどで得た知識を元に考えるに……ロミオがジュリエ ットの死が偽装であると知らないのは、原典では確か事前に伝えようとしたが、 伝わらなかったという形だったと思います。本作ではそれがなくて、端から伝 えようとしていない。ロミオが戻るはずないと信じ切っているから? あと、原典ではどうか知りませんが、ロミオとジュリエットが一目会って恋 におちる流れ、ここが全体の量に比べて少ない気が。たったこれだけの出会い で、命賭けの恋愛へと瞬く間に突き進むものか?と少々疑問を抱いてしまいま した。まあ、そこは「ロミオとジュリエット」という名によって、読者が勝手 に補うところであるのかもしれませんが。 先述の通り、序盤はかなりつっかえながら読んでいましたが、佳境に入ると 読者を牽引する力が格段に上がって、ひき込まれました。また、細かいアイデ ィアに面白いものがあり(銃を使うことによる死後硬直の効用等)、この世界 を物語の舞台に選んだ意味を感じられたのもよかったです。 ではでは。
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