◇フレッシュボイス過去ログ #7947の修正
★タイトルと名前
★内容(1行全角40字未満、500行まで)
10月28日(月) 急に寒くなって、エアコンを暖房に切り替えなければならなくなった。つい 先日までの暑さが嘘のようだ。 北方謙三著『三国志』5の巻(点字本6冊)を読んだが、相変わらず物足り ない。主役の ソウソウ、リュウビ、ソンケン(いずれも文字不明)を、 「秀でた人物であることは最初から解っていた」と言う書き方(扱い)にして いるのが気にいらない。わが国の英雄でいえば、徳川家康などについても、 「天下を取って当たり前の、思慮深くて優れた人間」という観点で小説を書く 作家が多いが、そんなのは結果論であって、優れた人物であっても 日の目を 見なかった人間は無数に居た筈だ。もう一転、北方謙三の戦闘場面の書き方は パターンが決まっていて、「騎馬隊でつっこんで、相手の陣形を縦に割り、 反転してさらに崩す」……、ほとんどこの説明で済ませている。 黒田恭一著『音楽への礼状』(点字本3冊)を、数時間で飛ばし読みした が、FMラジオで聴いた 彼の格調高い語りと解説に比べて、この本の文章は かなり見劣りする。 富永俊治著『杉下茂「魔球」の行方 = 日本初の本格派フォークボール投手 と中日ドラゴンズの栄光 昭和29年』(点字本3冊)も読んだ。泥臭い文章 と持って回った言い回しは、読み手を気恥ずかしくさせるが、内容は面白い。 当時私は高校2年生で、一時期の激しい野球熱が冷めかけた頃とはいえ、 何しろ中日ドラゴンズが、セントラルリーグ優勝と日本シリーズ優勝の両方を 勝ち取った年であり、地元ファンにとっては、正に一世紀に一度あるか無いか の快挙であった。春日八郎の『お富さん』が大ヒットしたのも昭和29年で、 私は苦学生活(某 鍼院での住み込み暮らし)に ようやく慣れてきた頃で あった。
メールアドレス
パスワード
※ゲスト書き込みはアドレスGUEST,パスワードなしです。
※まだアドレスを登録してない方はこちらへ
メールアドレス登録
アドレスとパスワードをブラウザに記憶させる
メッセージを削除する
「◇フレッシュボイス過去ログ」一覧
オプション検索
利用者登録
アドレス・ハンドル変更
TOP PAGE