◇フレッシュボイス過去ログ #7934の修正
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推理作家、恋愛小説家の連城三紀彦が胃がんで逝去。六十五歳。 ご冥福をお祈りします。 今はないミステリ専門誌「幻影城」出身の作家の中では、泡坂妻夫と並ぶビ ッグネームと言えるかな。 訃報を見聞きしていると、一般にはどちらかと言えば恋愛小説家として認知 されているようですが、幻影城出身だけあって、恋愛小説でも根っこにはミス テリ精神があった印象が強いです。傑作は初期により多く、後期のミステリ作 品にはやや行きすぎた現実無視の箇所も見受けられましたが、アイディアが素 晴らしくて多少の瑕疵は看過してよい気にさせられました。 ベストはやはり『戻り川心中』が妥当でしょうか。この短編一作だけでもい いし、短編集『戻り川心中』としての完成度も高い。 ドラマ「刑事のまなざし」第三話を録画視聴。 主役が捜査から外される点で、ちょっとだけ変化球だったけど、じきに復帰 したから、さほどでもないか。むしろ、主役の娘がどうして昏睡状態に陥って いるかの説明がなされたことの方が重要で、物語の縦糸が一歩進んだ感じ。 物語というか事件の構図としては、よくあるパターン。こっちが怪しいと思 わせておいて――ですね。ラスト手前の、今回の事件の被害者少女とその家族 を、主役刑事の目を通して描写するシーンが、なかなか巧かった。 ではでは。
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