◇フレッシュボイス過去ログ #7897の修正
★タイトルと名前
★内容(1行全角40字未満、500行まで)
・『武家屋敷の殺人』(小島正樹 講談社ノベルス)14/5441 孤児院出身の静内瑞希から、身内の人間を探してほしいという依頼を受けた 弁護士の川路。手掛かりは、彼女が孤児院に預けられる際に持たされていた日 記の内容。そこには、一人の男が関わった犯罪と奇怪な謎の数々が記されてい た。川路はカヌー仲間の那珂とともに、依頼に応えるべく、東奔西走する。す ると、新たな殺人事件の謎までもが浮かび上がり……。 島田荘司との共著でデビューを果たした著者が放つ、奇想ミステリ。 小技の寄せ集め感に満ち溢れた、“謎”のどんぶり勘定ミステリ――とは言 いすぎか。魅力的な謎を作り出そうという努力は大いに買います。ただ、結構 凄いことをやってる箇所もあるのに、漂う小粒感はどうしたものか。謎をいく つも投入したが故に、それぞれの印象が薄まったとも考えられるものの、それ 以外にも原因はありそう。 古本屋で購入したため、帯は付いてなかったんですけれど、どうやら帯には 「詰め込みすぎ」との文言があったそうな。謳い文句に偽りなしだから、文句 の付けようがないし……。犯人バレバレだなと思って油断していたら、どんで ん返しがあったのもよかったし。強引だけどね。 主人公のキャラクターが若干ぶれている気がするのは、シリーズ化を目論ん で幅を持たせているのか、定まっていないのか。特徴は出ている反面、どんな 人物なのかいまいち思い描きづらい。 シリーズ化するのであれば、謎の数は今のままでもかまわないので、芯に据 える謎をどんと打ち出した書き方をしてほしいところ。 ではでは。
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