◇フレッシュボイス過去ログ #7751の修正
★タイトルと名前
★内容(1行全角40字未満、500行まで)
小説で描くのが一番難しいキャラクターって何だろう。 年齢でカテゴライズするなら、老人と子供だろう。子供はまだ自分がかつて 子供だった経験がある分、どうにかなる余地はある。時代の変化を加味しなけ ればいけないけれども。 老人はどうか。自身の経験のあるなしとは関係なく、老人らしいキャラクタ ーを描出するのって、かなりの腕が必要な気がする。私は多分、年老いてから も話すときは一人称「僕」を使いそうだけれども、これをそのまま文章に起こ しても、読者には老人キャラとは受け取ってもらえまい。 語尾に「じゃよ」でも付ければ、老人と分かってもらえるでしょうけれど、 下手にやるとギャグになってしまう。何しろ、実際に「じゃよ」などと言って る人、ほとんどいないのだから。 経験がないと言えば、男なら女、女なら男の経験が(普通なら)ない訳で。 昔々の小説なら、女性キャラクターには語尾に「だわ」「わよ」を付ければ いいって感じがなきにしもあらずでしたが、今日ではそう簡単にはいかない。 「だわ」「わよ」も個性の一つとして存在しつつ、より多様な女性キャラを描 けるのが理想。 とっちらかるが、話を子供に戻す。 子供のしゃべり、これも台詞に書くとかなり難しい。テレビのニュースなど で子供へインタビューすることがあるけれど、あれを聞いたまま文にしても、 子供か大人かの判断は付かない場合があり得る。それだけ、大人びた言い回し をする子供が増えたのか、テレビカメラの前だとかしこまるのか。 じゃあ、普段の会話を文章に起こせば済むのかというと、そうしてもいかに もな台詞にはならないと思う。子供らしさを云々する以前に、会話の台詞とし て不完全さの目立つものなる気がする。小説の結構が念頭にあると、整理した くなるもの。整理によって、子供らしさが大なり小なり損なわれるのは仕方が ない。上手に整理するのが作家の腕の見せ所なのだと捉え、まだまだ勉強しな いといけないなと感じる今日この頃。 ではでは。
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