◇フレッシュボイス過去ログ #7734の修正
★タイトルと名前
★内容(1行全角40字未満、500行まで)
そういえば、お題未決定故、まだ募集中なのでした。 本の感想>『七人の探偵のための事件』(芦辺拓 早川書房)10/3250 近くの警察からも無視されがちな田舎の集落・名鳴。そこで続発した住民の 怪死。長老の鶴の一声で、名探偵が招かれることになった。使命を負った青年 団の男が都会に出て、一苦労の末に集めたのは七人の名探偵。彼らは名鳴に着 くなり、事件に取り組み、複数の謎をあっという間に解き明かしてみせるが、 それらを全てつなぎ合わせると、犯人が不明になってしまうという奇妙な様相 を呈した。 作者の持ちキャラ達を集結させ、描き出される波瀾万丈の物語 語り口が退屈でつまんない。蘊蓄だけならまだしも、どーでもいいことにま で筆を割きすぎ、意味の薄い仄めかしを多用、シーンのつなぎが行き当たりば ったりに見える等々。凝りに凝った設定とアイディアを駆使しながら、独り善 がりに終始した部分が大きく、非常に読みにくい代物になっています。 冒険譚としてもミステリとしても、中途半端でどっちつかず。本格推理的な 仕掛けをしている割に、描写のフェアさは結構いい加減だし……。 さらに、名探偵七人を序盤から知り合いにしたことで、明らかに持て余して いる感じを受ける。個性の強い七人が、ほぼ一緒に行動する様を、それぞれの 個性とともに描こうとしたら、冗長になって当然じゃないかしらん。徐々に知 り合っていく形の方が、物語の運びがスムーズになったと思う。 ではでは。
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