◇フレッシュボイス過去ログ #7666の修正
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★内容(1行全角40字未満、500行まで)
カメレス、季節外れ、時代遅れ、文字違い、珍しくもない話、そんな私の たまの書き込みです。 私が札幌に住んでいたのは、昭和36年4月から昭和47年3月までの 11年間で、生まれも育ちも愛知県の私にとって、札幌での暮らしは珍しい ことばかりでした。当時と今とでは、気候も生活様式もかなり違うかも 知れませんが、とにかく懐かしい思い出がいっぱいです。 低温(氷点下20度)、根雪、雪よけ作業、ジョンバ、ルンペンストーブ、 長靴洗浄器、馬糞風、雪祭り、藻岩山、大通り公園、唐黍(とうもろこし)、 ジンギスカン鍋、スキー遠足、炊事遠足、鈴蘭、ライラック……。 屋根につもった雪は、こまめに雪下ろしをしないと数十センチにもなり、 それが徐々に溶けて軒下に張り出してきて、ツララというよりは、板状の氷の 塊となります。二階の屋根から張り出した氷の先端がツララとなって、地面に達するこ ともありました。 私は札幌の市営住宅(ブロック建築の平屋建て六軒長屋)に住んでいて、 トタン屋根の傾斜角度が緩やかだったために、降り積もった雪が落ちにくく、 北側の窓や玄関のドアの上に、屋根から張り出したツララ(氷の塊)が 覆い被さるようなことがよくありました。ある年の冬、その氷の塊がたたみ 半畳敷きの大きさになって、いつ何時落下するのか心配でたまらなく なりました。もちろん下敷きになれば即死です。 そして3月のある日、「ズシイーン」というものすごい地響きと共に、畳の ような氷の塊が地面に落ちたのです。幸い通りがかりの人が誰も居なかった けれど、まかり間違えば、私は管理不行き届きの殺人者になりかねない ところでした。本当は、業者を頼んで、雪下ろしをしてもらうべきだったのでしょう が、当時のわが家は貧困のどん底で、日々食べて行くだけがやっと やっとの暮らし向きだったので、氷が自然に落ちてくれて、「やれやれ」と 安心したものです。するとどうでしょう! 家の柱がミシミシと音を立てて 少しずつ伸びたんですよ。家もほっと安心してのびをしたのでしょう。
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