◇フレッシュボイス過去ログ #7601の修正
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推理作家の今邑彩が死去。三月六日に自宅で死亡しているところを発見。二 月上旬頃には亡くなっていたと推測されるとのこと。乳がんを患っていたそう です。五十七歳。早いなぁ。合掌。 この人のデビュー作『卍の殺人』(東京創元社)、学生時代に読みました。 当時はいわゆる“新本格”の流れが起こっていた頃だと思いますが、『卍の殺 人』は割とそれまでの古式ゆかしい本格のフォーマットに則っていたイメージ が強い。まあ、だからこそ、私も途中で真相を見抜けたんでしょう(先に読了 していた友人から感心された(笑))。 全作品を読んだ訳ではありませんが、この人の最高傑作は短編「時鐘館の殺 人」(同名ノベルス・文庫に所収)じゃないかなと、個人的好み込みで思って ます。単体でもよくできた犯人当ての解決をさらにひっくり返すという、なか なか野心的な試みが成功していると評価。 同じく短編の「生ける屍の殺人」(『奇想の復活』立風書房、『時鐘館の殺 人』中央公論社に所収)も、死人が殺人を行った?という謎の設定が魅力的か つ改めが結構念入りで、印象に残っています。 長編の傑作にはまだ巡り会ってないので、探してみようかな。 ではでは。
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