◇フレッシュボイス過去ログ #7523の修正
★タイトルと名前
親文書
★内容(1行全角40字未満、500行まで)
その前に、お題募集中なり。 ・『鏡の迷宮、白い蝶』(谷原秋桜子 創元推理文庫)12/4350 西園寺かのこに請われ、彼女の許嫁の別荘にお供することになった修也と猫 のケンゾウ。そこでの食事会で出されたデザートは、シェフ得意のメニューの はずなのに、ひどい出来映えだった。一方、その別荘の隣の住人は宝石を秘密 の場所に仕舞ったあと、認知症を患い……(表題作)。そば屋で行われる落語 会に出掛けた美波と直海。終了後の打ち上げで丼が出され、皆で歓談している と騒動が持ち上がる。あるいきさつから空の丼に入れたはずの宝石が、いつの 間にか消え失せていた(「失せ物は丼」)。 美波の事件簿シリーズ前日譚の連作短編集第二弾。 短編ならではの切れのよさが感じられず。事件発生(謎の提示)が遅い、あ るいはぼんやりと示されるためか、物語としていささか退屈な印象でした。謎 のそのものもいわゆる<日常の謎>の一定レベルを越えるものはなく、短編集 として単調だったかな。 最後に来て、ばらばらだったビースに糸を通すような手並みはなかなかだし、 作品の最後と次の作品の最初が、共通のキーワードで結んである趣向も、にや りとさせられて面白い。そういったプラスの面を残して、次の第三弾こそは、 こてこての本格ミステリ短編集にして欲しい。前日譚という枠を取っ払えば、 充分に可能だと思うので。 ではでは。
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