◇フレッシュボイス過去ログ #7383の修正
★タイトルと名前
★内容(1行全角40字未満、500行まで)
とある推理コミックで、犯人特定の決め手として、手紙の文章が印字された 物だったからというのがありました。当日初めて知れ渡った出来事について触 れた印字の手紙を、事前に用意できる者は限られるとの理屈です。 それ自体は非常に明快なロジックでよいと思うのですが、現代において、そ の場で印字できる道具は存在するのが大きなネック。いや、現代でなくても、 少なくとも二十五年前の時点で、すでに携帯型の簡易プリンタはあったはず。 こういう技術的な点で通用しづらいアイディアを活かすには、どう改良すれ ばいいのかを考えると、なかなか難しい。時代をずらすのが手っ取り早いもの の、その他のことで不都合の生じる可能性が高い。道具を持ち込めない・持ち 込んでいない状況を作るのも一案ですが、それだと手掛かりが読者に丸分かり になる恐れが……。 かつては盛んに(作品で)使われたが、現代ではまず通用しないトリックが いくつかあります。「その時間なら、自宅でテレビを見ていた」的なアリバイ トリックもその一つでしょう。 このトリック、録画が一般的になった時点で、風前の灯火になるも、案外、 生き残っていましたが、ワンセグや投稿動画が珍しくない今では、かなり工夫 しないと使えない。重点を、“いかにしてテレビ番組の内容を知ったか”か ら、“テレビで見たにしては供述が妙だ”に移すことで、どうにか使えるけど、 目新しさはなくなってしまう。少し前のミステリ番組で、アナログ放送とデジ タル放送の差を活かしたトリックが用いられていましたが、あれはまだまだ他 の使いようがあると思います。ただ、物語の年代を極狭い範囲に設定する必要 が大きく、その年代設定のせいで読者に先読みされてしまうかもしれません。 ではでは。
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