◇フレッシュボイス過去ログ #7187の修正
★タイトルと名前
★内容(1行全角40字未満、500行まで)
・『逆さに咲いた薔薇』(氷川透 光文社ノベルス)11/3350 女性を狙った連続殺人が、都内で発生。被害者はいずれも左足の小指を切断 されていた。そればかりでなく、赤い靴下を履かされてさえいた。テコンドー の腕を見込まれて警視庁捜査一課に配属された新人女刑事の椎名は、この事件 と酷似した内容の小説が出版されていることを突き止める。犯人は小説を真似 て、無差別に女性を襲っているのか。 困窮した椎名が頼ったのは、学生時代に知り合った祐天寺美帆。この、名探 偵に興味のある安楽椅子探偵が推理を開陳するとき、事件の謎は解き明かされ る。 えー、率直に言って、凡作だと思います。惹句に、「恐るべし、祐天寺美帆! うら若き安楽椅子探偵が披露する、鮮やかな論理的反転。」とあるのですが、 恐るべしとは感じなかったし、鮮やかな論理的反転なんてなかった気がします。 事件の真相は、読んでいる途中で私が直感で思い付いたものの一つだったので。 というか、ミステリ読みのほとんどが思い付く仮説ではないかと。 この祐天寺美帆、同じ作者の傑作『最後から二番目の真実』(講談社ノベル ス)に登場したお嬢様キャラですが、わざわざスピンオフというか主役クラス に昇格させた作品をこしらえるからには、某かの売りや狙い、目算などがあっ ていいはずなんですが、私が鈍いのか、何にも感じられなかったです。 続編が出たら、シリーズを通して新たな発見があるのかもしれませんが、そ の続編を読んでみようという気にさせる物がなかったような。 ではでは。
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