◇フレッシュボイス過去ログ #7113の修正
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★内容(1行全角40字未満、500行まで)
・『騙し絵』(マルセル・F・ラントーム 著/平岡敦 訳 創元推理文庫) 14/5441 “ケープタウンの星”なる異名を与えられた253カラットのダイヤモンド が、持ち主アリーヌの結婚披露宴にあわせ、パリの屋敷でお披露目されること になった。鏡の間を抜け、螺旋階段を昇った先にこしらえられた小部屋に、ダ イヤはケースに入れられて展示される。このダイヤに関わる世界六カ国の保険 会社は、それぞれ一人ずつ、自国の警官を警備員として派遣する。こうして警 官六名が警備に当たるが、“ケープタウンの星”はいつの間にか、精巧な偽物 にすり替えられていた。 捜査陣は手を尽くすが、ダイヤの行方も犯人も方法もさっぱり分からない。 そこへ追い打ちを掛けるかのように、第二、第三の事件が……。名探偵ボブ・ スローマンが難攻不落の不可能犯罪に挑む。 うむ。面白かった。まあ、このトリックは直感的に、ある程度のところまで は見破れる。もちろん細かい段取りまでは分からなかったし、気付かなかった 伏線もあったけれど、おおよそこんなことをやったんだろうなとは推測できま す。だから、途中の、捜査の結果○○はなかった云々とする記述に、え?と思 ったんですが、最後まで読むとやっぱり当たってた訳で、そういう意味では肩 透かしを食った気分。 到底実現不可能なトリックではあるが、これで長編を書き上げてしまう心意 気(?)は好きです。何でわざわざこんな大げさなことをして盗むのかという つっこみはなし。バカトリックの傑作と言えましょう。 ではでは。
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