◇フレッシュボイス過去ログ #6923の修正
★タイトルと名前
★内容(1行全角40字未満、500行まで)
・『インシテミル』(米澤穂信 文藝春秋)16/6541 アルバイトを探していた大学生の結城は、コンビニエンスストアの書棚の前 で見知らぬ女性から声を掛けられる。アルバイトについて詳しくないので教え て欲しいという彼女と話す内に、バイト情報誌に“時給一一二〇百円”の表記 を見つけるも、時給十一万二千円なんてあり得ない、誤植だと決め付けた。だ が、結局は応募してしまう。それは参加者同士の命を賭して行うゲームへの入 り口だった。 そこかしこに現れるミステリのお約束と、それらをほとんどスルーする面々。 アンチミステリと本格ミステリのせめぎ合い。最後に示される解決は。 本作は一般的には、青春ミステリの騎手が満を持して放つ本格ミステリ、と いう風な位置づけをされることが多いですが、読んで観た第一印象は、無理し てるなと。同じ作者の青春ミステリに比べると、キャラクターや鋭さが光って いない。 とはいえ、あくまで比較しての話で、本作だけを見ればそれなりに楽しめる 出来映えです。作者が何をしたかったのかが分かるし、仕掛けに相当な工夫を 払っていて、好感が持てる。伏線を複数敷いている点も、いいですね。 ただ、一部の設定が作者のための設定になっていたり、提示されるルールの 文言が甘かったり、あるいは肝であるロジックに弱点が見られたりと、あと少 しの詰めが足りなかった感があり、惜しい。 あと、動機を数で推理するのが目新しかったように思います。もちろん作中 で指摘される動機がなくても、単なる偶然でこうなったという可能性も排除は できませんが、他の諸々との合わせ技で犯人特定に持って行く流れは、面白く 感じたし、引き込まれました。 ではでは。
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