◇フレッシュボイス過去ログ #5606の修正
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落語を聴いて来たので、そのレポ&感想を書くつもりでしたが、疲れたのと 時間がないのと一太郎がないのとで、あきらめました。 代わりに例によっての本の感想棚卸し。 本の感想>『犯罪ホロスコープ1 六人の女王の問題』(法月綸太郎 光文社) 13/4441 [牡羊座]ギリシャ羊の秘密……ホームレス殺しの犯人は、何故、羊のタグ 付きジャケットを持ち去ったのか。[牡牛座]六人の女王の問題……俳句の新 境地を切り開く売れっ子ライターが殺される。直前に発表された原稿には、辞 世の句らしきものが。[乙女座]冥府に囚われた娘……水中毒で入院中の女性 から、植物に水をやって欲しいとの携帯メールが来る。ところが見舞いに行く と彼女は入院来、意識不明が続いていた。 十二星座から六つを取り上げ、題名に冠した意欲あふれる短編集。 他のアンソロジーで既読だったため、上述の粗筋では触れませんでしたが、 「[双子座]ゼウスの息子たち」と「[蟹座]ヒュドラ第十の首」が、本書の 双璧。これら二つに比べると、他はだいぶ見劣りするような。今回の採点も、 既読であることを込みで付けたので、やや低めになっています。費用対効果に 難あり、とでも言えましょうか(図書館から借りて読んだのに、えらそうです みません)。 もちろん、合格ラインに達した作品揃いであることは間違いありません。 ただ、星座を組み込むことを課した結果、悪い影響も出てるかなあ、と。型 にはめて作ってる印象が強く、また、登場人物の配置をギリシャ神話などにな ぞらえる辺りも、できすぎかつ小説作法の常套手段で、あとになるほど飽きが 来るような。 双子座と蟹座を未読であれば、お薦めの一冊。 ではでは。
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