◇フレッシュボイス過去ログ #4696の修正
★タイトルと名前
★内容(1行全角40字未満、500行まで)
・『衣装戸棚の女』(ピーター・アントニイ/永井淳 訳 創元推理文庫) 14/5441 自他共に認める名探偵のヴェリティ氏、朝の一泳ぎに向かう途中で、奇妙な 光景を目撃した。ホテル二階の窓から、男が出て来て、隣の部屋の窓から入ろ うとしている。注意を促すべく、ホテルに足を向けたヴェリティだったが、折 も折、くだんの不審人物が降りてきて、人が殺されたと訴えている。問題の部 屋に駆けつけると、ドアは内側から施錠されて開かない。破って入ってみると、 確かに射殺体が転がっており、その上、衣装戸棚の中には拘束された女がいた。 窓を調べると、これまたいつの間にか鍵が掛かっている。 戦後最高の密室長編ミステリと賞賛された傑作。 えー、上で傑作と記しましたが、飽くまで世評であって、個人的にはそこま では達していない気が……。 密室トリックは、読んでいるときは分からなかったけれども、種明かしされ てみると、同様の発想をしたことありました。私はそれを、密室トリックに用 いることは思い付かず、何といいますか――ネタバレにならぬようオブラート に包んだ表現をすると、“探偵に嫌な思いをさせる手段”の一つとしてアイデ ィアメモに残しています。そのせいか、感興が薄れてしまったのかもしれませ ん。感心するほどの使い方でもなかったし。 ストーリーはどんでん返しがいくつもあって、起伏に富んでいます。が、ど の“どんでん”も決定打にならないことは、インパクトからも残りページ数か らも(笑)明らかなので、たいして「おお!」と思えず。ユーモアあふれる展 開は、舞台劇で見せてもらえると、堪能できるかもしれません。 ではでは。
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