◇フレッシュボイス過去ログ #4474の修正
★タイトルと名前
★内容(1行全角40字未満、500行まで)
今日は世界柔道、総合格闘技とテレビ観戦が連続するので、本の感想を棚卸。 ・『密室殺人ゲーム王手飛車取り』(歌野晶午 講談社ノベルス) 13/5440 その五人はインターネット上で集まり、殺人ゲームを行っていた。一人が出 題者となり、他の四人が解く。これだけなら単なるミステリクイズごっこと似 たり寄ったりだが、彼らのゲームには一つだけ、大きな違いがあった。 出題される問題は、全て現実に起きた、否、現実に起こした犯罪なのだ……。 この題名から、将棋ミステリだと思って手に取る人が大勢いそう。 上の粗筋でも触れたように、将棋とは全く関係ありません。題名の意味は、 ちゃんと分かるように書かかれていますが。 各人の出題が描かれているので、連作とも言えるし、全体で一つの長編とも 見なせる構成になっています。が、長編として読むと、きれいな落ちがないた め、据わりが悪く、いまいち。一応、長編のための前段階のネタがあるのだけ れど、各出題の中でそれが一番簡単なのも、少し難点かと。尤も、他のアイデ ィアもどんぐりの背比べで、小ネタ・捨てネタの寄せ集め的印象が強いです。 それらを使って、それなりに読める物に仕立てたのはたいした腕前だし、今 この時期に発表するというのも、己の作品の性格?をよくわきまえているな、 と。 この設定でこの作者なら、もっと面白い物が書けるはず、という気がしてな らないため、どうもマイナスイメージの感想になりますが、読む分にはさらっ と読めて後味の悪い(笑)作品です。 ではでは。
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