◇フレッシュボイス過去ログ #4289の修正
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『祈り』 著者 ジョアンナ・ラス (早川書房 80年代SF傑作選(下)より) けっこう難解なSFでした。80年代SF傑作選に書かれているのどれも難解ですね。夏 扉とかチャーリィ・ゴードンのねずみとか鋼鉄都市とか、比較的読むのが容易くて読者 を選ばないSFってないものでしょうか。 今回の『祈り』は静かな修道院にノルド人(バイキングかな)の野蛮な男たちがやって きて、修道院長がノルド人の来襲にどう扱ってくるかの話です。どるちゃんのお友達 は、以前にこの本を読んでいて、この話は福音書の再来といっていたけど、どるちゃん は福音書読んだことないのでSF的な目で見ていくことにします。 修道院長は小さな(2.3歳)の頃から人並み外れた才能を持っていたし、負傷したノルド 人の傷を癒したりして、キリストにも負けない奇跡を生み出している。そして最後は、 宇宙人か異次元か未来人かわからないけど、我々の文明よりも高度な人々の元に旅立っ ていることから、修道院長は、異邦人であったのではないかと思う。 この宗教とSFを絡めた話に、サインという映画があったが、いいたいことは神への 宗教心だったのだが、最後の最後になって、ベタな宇宙人を出して、バットでどすどす どすとどつかれて殺すというものであった。 この『祈り』はラストに異人を出しているにもかかわらず違和感なく、本を読むこと ができます。この物語はSFとしても成功している例だと思います。
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