◇フレッシュボイス過去ログ #4209の修正
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夏風邪っぽい症状が出て、体調いまいち。雑談ネタがなくもないのですが、 書くほどのことでもないため、感想ストックから棚卸し。 本の感想>『鬼に捧げる夜想曲』(神津慶次朗 東京創元社)12/5331 角女の伝承が残る満月島。昭和二十一年三月、戦友・神坂将吾の祝言に出席 するために、九州は大分沖合のこの島へ渡った乙文明は、予想だにせぬ惨劇に 遭遇する。式を挙げた翌日の朝早く、将吾と新婦・優子の二人が刃物で滅多刺 しにされ、殺されていたのだ。しかも遺体の見付かった祈祷所は、内側から閂 が掛かった密室状態であったという。 凄惨な怪事件を解くべく、兵堂警部補を筆頭とする大分県警の面々と素人探 偵の藤枝孝之助が乗り込んできた。が、あろうことか、藤枝が島を一時離れた 間隙をつくかのように、次の事件が起こる。 二十歳の精鋭が紡ぎ出した新たなる『本陣殺人事件』とも言える、第十四回 鮎川哲也賞受賞作。 文章がうまいんだか下手なんだか。同じことをやたら繰り返して書くし、語 句の使いどころを誤ってるんじゃないかという箇所は結構あるし、時代設定と 話口調に少し違和感がある。にも拘わらず、リーダビリティは相当なもんです。 続きが気になって読まされてしまう。 中盤で明かされる殺人トリック。これが前代未聞で、世間の評価が高い模様。 個人的には、その凄まじさには目を見張ったものの、このトリックのおかげで、 事件が簡単になった気がします。 あと、ところどころ、ずるい表記があるなあ。たとえば、この場合の木屑を 削節と表現するのはだめだと思う。 ではでは。
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